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海外5連戦の片岡大育は強風を警戒も「チャンスはある」

◇欧州、アジア、豪州共催◇ISPSハンダ ワールドスーパー6パース 事前(6日)◇レイクカリーニャップCC(オーストラリア)◇7143yd(パー72)

年明けの「ソニーオープンinハワイ」から5カ国5連戦目になる片岡大育は前週「メイバンク選手権」を終えた日の夜にマレーシアを発ち、翌5日(月)の早朝にオーストラリア入り。前週大会の開幕前に発症した首痛を考慮し、その日は休養に充てたが、「疲れは大丈夫。調子もまずまず」と開幕2日前に18ホールの練習ラウンドを行った。

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高温多湿なシンガポール、ミャンマー、マレーシアの3連戦を終え、カラっとした陽気の観光都市パースに「久しぶりにこういう場所に来た。好きな海も近いし、良いですよね」と笑みもこぼれる。一方で海沿いの当地はフラッグがしなるほどの強い風が吹き、この日は飛距離「120ydほど」のピッチングウェッジがアゲンストの強い風で「80ydほど」しか飛ばない場面もあった。アップダウンの激しいコースは7143ydのパー72と比較的距離は短いが「自分の飛距離でもいける。ただ風次第で変わるかな」と警戒心を強めた。

昨年9月のアジアンと日本の共同主管競技「ダイヤモンドカップ」を制した29歳は各国に活躍の場を広げる。当初今大会を区切りに日本に帰国する予定だったが、次週の欧州ツアー「NBOオマーンゴルフクラシック」に出場できる可能性も浮上した。

関係者からはウェイティングと示唆されたが「オマーン行きは完全には決まっていないが、いまの感じだと行くかもしれない」と話した。3月の初旬には南アフリカでの「ツワネオープン」(3月1日~)やインドでの「インディアンオープン」(同8日~)も控えるが「欧州ツアーのシードを目標にしている。今年は頑張るという思いもあるから」と決意を明かした。

今大会は欧州、アジアン、オーストラリアの3ツアー共催。予選カットあり(2日目終了時点の65位タイ)の3日目までを終えて、上位24選手がノックアウト方式の6ホールのマッチプレーに進出する。「チャンスはあると思う。まずは最終日に進めるようにしっかりやっていきたい」と表情を引き締めた。(オーストラリア・パース/林洋平)

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