首位にラガーグレンら2人 ガルシア、ステンソンが1打差で追う
2017年 BMWインターナショナルオープン
期間:06/22〜06/25 場所:ミュンヘン アイヒリードGC(ドイツ)
混戦模様のリーダーボード ステンソンはV3へ前進
2017/06/24 09:54
ヨアキム・ラガーグレンとジョエル・スタルターが首位タイで「BMWインターナショナルオープン」を折り返すも、ミュンヘンアイヒリードGCのリーダーボードは混戦模様となっており、メジャー王者のセルヒオ・ガルシアとヘンリック・ステンソンもピタリと首位の2人を追走している。
風が強まった2日目の午前中にプレーしたスウェーデンのラガーグレンは、見事「66」をマークしてクラブハウスターゲットを定めると、その後、午後にラウンドしたフランスのスタルターが「68」をマークして首位に並んだ。
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1打差の3位タイにはディフェンディングチャンピオンのステンソン、「マスターズ」王者のガルシアに加え、スウェーデンのリカルド・カールベリ、イングランドのリチャード・ブランド、そしてベルギーのトーマス・デトリーがつけている。
この大会2勝で現「全英オープン」王者のステンソンは、ボギーをひとつに抑えて「69」をマーク。一方、オーガスタで栄光に輝いて以来、初めて欧州の大会でプレーするガルシアは「70」をマークした。
しかしながら、この日、主役の座を奪ったのはラガーグレンとスタルターであり、共にヨーロピアンツアー初優勝を狙う2人は土曜を最終組でプレーすることとなった。
10番スタートのラガーグレンは11番と13番でバーディを奪うと、14番ではボギーを叩くも、16番からの3連続バーディで首位に1打差まで迫った。
4番でもバーディを奪ったラガーグレンは単独首位に躍り出るも、続く5番でボギーを叩き、この時点では通算7アンダーで7人が首位を分け合う展開となった。その後、2打目をピン側1.2メートルに寄せてバーディを奪った25歳のラガーグレンは、パー5の9番でもバーディを奪ってこの日のラウンドを締めくくった。
「コースでは素晴らしかったね。すごく楽しかったよ。本当に良いプレーができたし、特にティからグリーンにかけてはそうだったね。とても嬉しいよ」とラガーグレン。
「確かに、少し風が強かった。風が吹くとグリーンが少し小さくなるとは言えるけど、それでも良いショットが打てていれば、良いスコアは出せるよ」。
こちらも10番スタートだったスタルターは、13番、15番、そして16番でバーディを奪い、「33」でハーフターンすると、1番でもバーディを奪って首位タイに浮上した。その後、スタルターは3番からの3ホールをボギー、バーディ、ボギーとして順位を落とすも、ピンを直撃した6番で寄せワンのバーディを奪い、再び首位タイに浮上した。
「とても良いプレーができた。チャンスをたくさん作り出すことができたよ。風が吹くととてもタフになるね。とても風が強かったので、ボールをコントロールするのが難しかったし、下が硬くなってきている。それだけに、このラウンドには満足している」とラガーグレン。
「これまで通り、良いショットを打ち続け、パットを決め続けたいと思っているし、その上で日曜はどの位置で終われるかだね」。
ステンソンも10番からのスタートとなり、2バーディ、1ボギーの「35」でハーフターンすると、1番ではバンカーからの巧みな寄せワンでバーディを奪った。ティショットがピンに絡んだパー3の8番でもバーディを奪ったステンソンは、首位と1打差の好位置につけた。
ガルシアは、所定のバーディを奪ったパー5の6番、長いパットを決めた7番、そして見事なティショットを放ったパー3の8番と、3連続バーディを奪って一気に首位タイに順位を上げた。
14番で3パットのボギーを叩いて通算8アンダーに後退したガルシアは、17番でもボギーを叩くも、2オンに成功したパー5の最終ホールでバーディを奪ってこの日のラウンドを締めた。
ブランドとカールベリは共に「69」をマークし、デトリーは「71」をマークした。
通算7アンダーには2007年にこの大会を制しているスウェーデンのニクラス・ファス、南アフリカのヘニー・オットー、そしてイングランドのマシュー・サウスゲートがつけている。