3年ぶりのチェコ開催。ライダーカップ欧州チームのメンバー選考もいよいよ佳境だ。（ヨーロピアンツアー）

今週はヨーロピアンツアーが2011年以来となるチェコへの帰還を遂げ、国の首都プラハ近郊のアルバトロスゴルフリゾートにて第1回「D+D REALチェコマスターズ」が開催される。

2014年の「ライダーカップ」へ向けた選考対象期間もこれで残り2週間となり、ここでの優勝により来月のグレンイーグルス行きのチケットを手にするチャンスが大きく広がるウェールズのジェイミー・ドナルドソン、スコットランドのスティーブン・ギャラハー、そしてオランダのジュースト・ルイテンらは勝利を目指して戦うことになる。

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チェコは前回、隔年開催の「ライダーカップ」がヨーロッパの地で開催された際も選考大会に相応しい地であることを証明しており、その際はツェラドナーのプロスパーゴルフリゾートで開催された「チェコオープン」を制したピーター・ハンソンが、ケルティックマナーリゾートでのコリン・モンゴメンリー率いる欧州代表チーム入りを果たしたのである。

今年は前出の3人が当落線上での争いを続けており、現在ワールドポイントリストでギリギリ自動選出圏内につけているドナルドソン（8位）、そしてそれを急追するギャラハー（11位）とルイテン（15位）は皆一様にアルバトロスコースが彼らにとって吉兆となることを願っている。

彼らと共に今大会に出場するのは、2週間前の「全米プロゴルフ選手権」でロリー・マキロイと共に最終日を最終組でラウンドしたオーストリアのベルント・ウィスバーガーだ。ヨーロピアンツアー2勝のウィスバーガーはバルハラで15位タイに入っており、メジャー最高成績を引っさげ自信と共にこの大会に臨むことになる。

3年前にヨーロピアンツアーが最後にチェコで開催された際は、イングランドのオリバー・フィッシャーが「チェコオープン」で2打差の勝利を飾った。彼は、2014年はトップ10入りを4回果たすなど、これまでのところ好調を保っており、これにはプレーオフの末にトーマス・エイケンに敗れた「アフリカオープン」での2位も含まれる。彼は先週の「メイド・イン・デンマーク」でも4位タイに入っている。

フィッシャーは、「またチェコへ行くのが楽しみだね。今週は何人か友人も来るんだよ。2011年にあそこで勝った時は最高だった。僕は勝てることを証明したわけだからね。それが何よりも大きかった、勝てると証明できたことがね。チェコでの勝利は僕にとってヨーロピアンツアー初優勝となったわけで、いつまでも最高の思い出として覚えているよ」と述べた。

「今年はプラハで開催されるからちょっと勝手が違うし、コースも知らないんだけど、楽しみにしているよ」。

「チェコオープン」で優勝経験のあるスウェーデンのオスカー・ヘニングソンも招待選手として今大会に出場する予定となっており、今年はチャレンジツアーに参戦している地元チェコのマレク・ノヴィーも出場者リストに名を連ねている。

今大会はヨーロピアンツアーとプロモーターのレルモスト社が提携する形で開催される。レルモスト社は2012年よりチャレンジツアーの「D+D REALチェコチャレンジ」、そして今季より新たにチャレンジツアーに加わり6月に開催された「D+D REALスロバキアチャレンジ」を実現させている。