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スピーディー・ゴンザレス、最後に捕まる

「アバディーンアセットマネジメント スコットランドオープン」は、5年振りのヨーロピアンツアー優勝を狙うアルゼンチンのリカルド・ゴンザレスが、最終ホールでダブルボギーを叩きながらも首位タイで3日目を迎える展開となった。

午後の無慈悲なコンディションの下、44歳のゴンザレスは2番でバーディを奪うと、4番と5番でも近距離からバーディを奪った。

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ゴンザレスはバンカーへ落とした8番でこの日最初のボギーを叩くも、その後の9ホールはパーとした。バックナインに入って、風が更に強まり大波乱となったこの日のロイヤルアバディーンでは、なかなかの快挙だった。

しかし、最終ホールではティショットをラフへ打ち込んだ上、さらに茂みへ打ち込んでペナルティドロップを受け、ダブルボギーとした。この日をイーブンパーの「71」でラウンドして、通算6アンダーで地元のマーク・ウォーレンとスウェーデンのクリストファー・ブロバーグと首位を分け合う格好となった。

「18番はついていなかった。ライが良くない中、2打でグリーンを狙ったけど、それが過ちだった。17ホールを良い感じでプレーできたことには満足している」。

「今日は我慢して安全にプレーしなければいけない時もあった。18番はもちろん、そうはいかなかったが」。

「ショットは良かったし、チャンスも作ることができたからとても満足しているよ」。

初日首位のロリー・マキロイは後半を「40」と手を焼いた。この日苦しんだのは彼一人というわけではなかったが、2日目を「78」でラウンドした北アイルランドのマキロイは通算イーブンパーまで後退している。

ブロバーグは5バーディを奪いながらも、ボギーを3つ、ダブルボギーを1つ叩いて、イーブンパーの「71」で2日目をラウンドしている。一方、「69」でラウンドしたウォーレンは、12番でかなり距離の長いパットを沈めるなど、6つのバーディを奪った。

ウォーレンは2年前、キャッスル・スチュワートで開催された2012年大会で、母国のナショナルオープン優勝を果たすべく順調にプレーしていたが、残り4ホールで3打のリードを守り切ることに失敗した。日曜にその埋め合わせをすることができれば「ロマンチックな物語」になると認めた。

「すごく重要な週で、誰もが勝ちたいと思っているけれど、スコットランド人として優勝することができれば特別なものになる」と、16番と18番でバーディを奪って2日目を「69」でラウンドしたウォーレン。「2年前のことは、当時は受け入れるのがキツかったけれど、良い経験になったし、今後に向け大いに役立ってほしいところだね」。

「コース自体が十分にタフだからね。風の中でバックナインをプレーするのは言うまでもなく難しいよ。14番と15番でボギーを叩いた後、『力強い上がりにしようじゃないか』とキャディに言ったのだけれど、3打、3打、3打で上がれるとは夢にも思っていなかった」。

ブロバーグは「ここへは勝ちにきた」と明かしたが、かつてのチャレンジツアーのスター選手は、グリーン回りのプレーに冴えを見せたいと切望している。

「プレーはまあまあだったけれど、ショートゲームがひどかった」とブロバーグ。

2日目を「68」でラウンドしたイングランドのジャスティン・ローズは通算5アンダーで単独4位。同胞のデビッド・ハウエルが1打差の5位につけている。

木曜日はロイヤルアバディーンの新コースレコードとなる「64」を記録したマキロイだったが、風向きの変化とともにかつての世界ナンバーワンの調子まで下向きになってしまったようだ。

「今年はずっとこのパターンだ。素晴らしいスタートを切りながらも後退する。でも、まだ大会には残っているし、今日失ったスコアは朝のラウンドで取り戻せるはずさ」と25歳のマキロイは述べた。

「(金曜のパフォーマンスについては)みなさんが話題にすべき問題で、みなさんの意中にあるのだけれど、僕は良いスコアを出そうと自分にプレッシャーをかけ過ぎているのかもしれない。でも有り難いことに、これでまた金曜を切り抜けられたわけで、週末へ進むことができた。『全米オープン』では金曜を『68』で回っているから、来週はそうなるといいね」。

マキロイとは対照的に、「ライダーカップ」のチームメイトのローズは嘆かわしい出来だった水曜とは打って変わり、金曜は一躍優勝を狙えるポジションにつけている。

2週間前にコングレッショナルで開催された「クイッケンローンズ・ナショナル」で優勝を果たしたローズは、「水曜にここへ着いた時は全くもって最悪な感じだった。大西洋のどこかに自分のゴルフを置き忘れてきてしまったという感じだったよ。でも、ここ2日間は自分のプレーを取り戻すことができたし、そのためにホイレイクの前週にここでプレーしているわけだからね」。

「完全に逆風の状態のコースを見られたのは良かった。フロントナインではパー5のホールが楽にプレーできたけれど、バックナインでは幾つかのパー4のホールがタフだったね。バックナインでスコアを保つことができたのは良かったし、終盤は2メートル前後のパットが良く入った」。

メジャー6勝のサー・ニック・ファルドは、4番と5番でバーディを奪い、6番では12メートルのイーグルパットを沈めた。このまま何かとんでもない偉業を達成するかに見えたが、56歳のファルドは8番からの5ホールで4つスコアを落とし、最終的には2日連続の「73」でこの日を終えて通算スコアを4オーバーとした。

「追い風のホールでは良い感じに簡単にプレーできたが、幾つか悪いスイングがあって、それで恐れをなしてしまった」とファルド。米国でテレビ解説者としてほとんどの時間を過ごしているが、来週のホイレイクへは出場する。

「予選通過ラインの中にいて良い感じで来ていたけれど、ドジを踏んでしまった。単純なことだよ」。

前回優勝のフィル・ミケルソンルーク・ドナルドは共に2日目を「73」でラウンドし、それぞれ通算1アンダー、通算2アンダーとしている。

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