タイガー・ウッズVSリー・ウェストウッド 世界ランク首位をかけての戦い
ウェストウッド復活の立役者はレッドベター
2000年に欧州ツアーの賞金王に輝いたリー・ウェストウッドだったが、子どもの誕生に合わせ試合から遠のいてから、スランプに陥ってしまった。その後、ありとあらゆる助言を受け、混乱してしまったというウェストウッドはレッスンの神様デビッド・レッドベターの元に助けを求めたのだ。レッドベター・アカデミーのシニア・インストラクター、ショーン・ホーガン氏にウェストウッド復活劇の裏話を聞いた。
ショーン・ホーガン
「ウェストウッドは技術的な迷いから、自信も損失していました。そこでレッドベターは彼をこれ以上困惑させないように、とてもシンプルな論理だけで修正をしていました。技術が思う通りに戻れば、自信は自然に取り戻せると考えたようです。2002年のスイングとダンヒル時のスイングを比較してみると、2002年の頃はテイクバック時に無駄な頭の動きが見られます。その頭につられて上半身が崩れてしまっています。その結果、腕の振りと身体のターンがアンバランスになってしまったのです。ダンヒル時のスイングは頭がほとんど動かず、腕の動きとボディターンに完璧なバランスができているのです。これにより、安定したショットが打てるのです。ウェストウッドは自宅裏に素晴らしい練習場を持っていますので、そこで打ったショットを毎週のようにメールで送ってもらい、解析して返信を繰り返しました。また大きな大会などではレッドベターも定期的に足を運び直々にレッスンをするなど、単発ではなく、持続的にウェストウッドのスイング改善を行ってきたのです。成果が出てよかったと思います」
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