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2024年 ポルシェ シンガポールクラシック
期間:03/21〜03/24 場所:ラグーナ・ナショナルゴルフリゾートクラブ(シンガポール)

「かみ合えばビッグスコア」 星野陸也は灼熱のシンガポールで5打差追う

◇欧州ツアー◇ポルシェ シンガポールクラシック 3日目(23日)◇ラグーナ・ナショナルゴルフリゾートC(シンガポール)◇7420yd(パー72)

強い日差しと湿気で、顔には次から次へと汗の粒が浮かぶ。「今、これで33度くらいでしょ。まだまだです」と星野陸也は元気に笑った。欧州ツアーは2シーズン目、体もすっかり海外の気候に慣れた。

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予選2日間よりも風が弱まった分、体感温度は高くなる。それでも日傘や氷のうはほとんど使っていない。「去年35度はあったので。きょうは風が少なかったけど…。いや、少なかっただけに、もうちょい伸ばしたかったですね」と首位との差を縮め切れなかったことに悔いが残った。

19位から出た3日目は5バーディ、2ボギー「69」で回って通算8アンダー。13位に上がったが、首位との差は前日の4打から、5打に開いた。

前半に2つ伸ばしたものの、「風のジャッジミス」となった10番でこの日初めてのボギーが出た。13番から3連続バーディで取り返したが、直後の16番のボギーがもったいない。「ティショットがつま先上がりの所に行ってしまって、左に逃げるしかなかった」と右ラフからの第2打は、右サイドに切られたピンを狙えずロングパットが残った。第3打はピンをオーバーして3パット。17番(パー3)も手前からの長いバーディパットがカップを逸れて、悔しそうに首を振った。

「あと2つは行けたかな」と心残りはあるが、諦めるにはまだ早い。「パットのフィーリングも徐々にいい感じになっている。うまくかみ合えばビッグスコアが出せると思います」と自信もある。

最終日の予想最高気温は33度。「まだまだ、ここの暑さはこんなもんじゃないですよ」。2月「カタールマスターズ」に続くツアー2勝目へ、追い上げて抜き去りたい。(シンガポール・ラグーナゴルフグリーン/谷口愛純)

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