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2023年 シンガポールクラシック
期間:02/09〜02/12 場所:ラグーナ・ナショナルゴルフリゾートC(シンガポール)

開幕24時間前に搭乗 岩崎亜久竜は「ウェーティング1番」でドタバタ出国

◇欧州男子◇シンガポールクラシック 事前情報(8日)◇ラグーナ・ナショナルゴルフリゾートC(シンガポール)◇7471yd(パー72)

岩崎亜久竜が今週開催の欧州男子ツアー(DPワールドツアー)「シンガポールクラシック」の出場を目指し、開幕前日の8日(水)に羽田空港からシンガポールへ飛び立った。

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岩崎が持つ現在の資格では出場圏外だが、日本時間のこの日午前5時頃にツアーから「ウェーティング(待機選手)の1番手です。出場の意思はありますか?」と連絡が来た。前日7日(火)の待機リストでは岩崎の上に10人以上の名前があったが、辞退者が続出し、出番が回ってくる可能性が出てきた。

とはいえ、依然としてウェーティングの身には変わりなく、シンガポールまで行って試合に出られない可能性もある。出国に迷いはなかったのか。

「(仮に)試合に出場できたのに日本にいて後悔するよりは、現地に行って出られない後悔のほうがまだいい」(岩崎)と、午前6時に渡航を決めた。予定していたプライベートのゴルフをキャンセル、飛行機の予約を取り、急いで空港へ。現地に着くのはこの日の夕方近くで、試合に出場できたとしても練習ラウンドなしのぶっつけ本番で挑むことになる。

思えば前週の「ラアス・アル=ハイマ選手権」でも、ウェーティング1番手で開幕を待ち、スタート30分前に滑り込み出場を決めた。直前までアジアンツアーに出るためサウジアラビアにいたが、開幕2日前に急きょアラブ首長国連邦(UAE)に移動して出番をうかがった。2週連続のドタバタ劇。UAEからは6日(月)に帰国したばかりだから、まさにトンボ返りでまた機上の人となった。

岩崎は昨年の国内ツアー賞金ランク3位の資格で欧州ツアーの出場権を得たが、優先順位はQT上位選手より低い。しばらくはこうしたスクランブル態勢で出場の機会をうかがうことになる。急きょ出国するとあって、羽田では落ち着かない様子だったが、「普段から練習できているので、今はやれることをやって試合で結果を残していきたい。もし出場できなくても、最悪現地で練習してきます(笑)」と前向き。シンガポールからの吉報を待つことにしよう。(編集部・服部謙二郎)

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