“LIV組”除外で主将指名を6枠に拡大 「プレジデンツカップ」世界選抜は8人が初出場
2022年 DSオートモビルズ イタリアオープン
期間:09/15〜09/18 場所:マルコ・シモーネGC(イタリア)
ライダーカップに“LIV組”不要 マキロイ「100回だって言う」
◇欧州男子◇DSオートモビルズ イタリアオープン 事前(14日)◇マルコ・シモーネGC (イタリア)◇7268yd(パー71)
イタリアのナショナルオープンに初出場となるロリー・マキロイ(北アイルランド)の目は、2023年に当地で開催される欧州選抜と米国選抜の対抗戦「ライダーカップ」を見据えている。
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前週は英国ロンドンでDPワールドツアー(欧州ツアー)の旗艦大会に出場していたこともあり、「ライダーカップの前に一度はここでプレーしておきたかった。いい機会だと思った」と参戦を決めた。
サウジアラビア系資本をバックにした「LIV招待」に参戦して、キャプテンの座をはく奪されたヘンリック・ステンソン(スウェーデン)に代わって欧州選抜を率いるルーク・ドナルド(イングランド)らと意見交換。来年の一大イベントをにらんだ動きは精力的だ。
2021年大会は米国選抜のホームで歴史的大敗を喫した。ともに戦ったリー・ウェストウッド、イアン・ポールター、ポール・ケーシー(いずれもイングランド)、セルヒオ・ガルシア(スペイン)、ベルント・ヴィースベルガー(オーストリア)が新リーグに移籍した。
マキロイは「同じことを100回だって言うけど…」とした上で「彼らはライダーカップのメンバーになるべきじゃない」と拒否反応を隠さない。
くしくも、前回大会の敗戦が世代交代のきっかけにもなると話す。「いずれにせよ、僕たちは再構築が必要な状態だったんだ。長い間、同じメンバーでやってきた。何事にもいつか終わりが訪れる。敗戦はいい区切りだと思う」と受け止め、キャプテンズピックでガルシアやポールターといったベテランを加えた1年前から方針を転換するべきと主張した。
「欧州選抜には核となるコアメンバーが6、7人いる。あとは若い選手たちのステップアップにかかっている。3、4枠のポジションをベテランで埋めるのではなく、将来を見据えてルーキーを入れていくのが大事」。新陳代謝を促しながら、これまで通り“LIV組”と決別する姿勢を鮮明にした。