“救われた”かつての相棒 松山英樹へ「ありがとう」
2021年 オーストリアオープン
期間:04/15〜04/18 場所:ダイヤモンドGC(オーストリア)
「オーストリアゴルフオープン」で知っておくべきこと
ダイヤモンドCCで開催される2021年「オーストリアゴルフオープン」について知っておくべき事柄は次の通り。
豊かな歴史のある大会
「オーストリアゴルフオープン」には、ヨーロピアンツアーとヨーロピアンチャレンジツアーの双方で豊かな歴史がある。
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第1回大会は1990年に開催され、ドイツのベルンハルト・ランガーが初代王者となった。1997年に大会はヨーロピアンチャレンジツアーに組み込まれ、その後、2006年にヨーロピアンツアーに復帰すると、オーストリアのマーカス・ブライアーが大会3勝目を挙げた。大会は2012年に「ライオネスオープン」と名称を変え、その年も地元のベルント・ヴィースベルガーが優勝を飾った。
2019年はどちらのツアーでも開催されなかったが、昨年はヨーロピアンツアー2020年シーズンの再開初戦として開催され、マーク・ウォーレンが6年振りの優勝を果たし、ヨーロピアンツアー6勝目を挙げた。
ラウテンの思惑
2013年にヨーロピアンツアー2勝目を挙げた場所を再訪するユースト・ラウテンは、見事な結果を残してきたオーストリアで、引き続き成果を上げたいと考えている。
オランダのラウテンはこれまでこの大会に7度出場。1度の優勝に加えトップ10入りを4度遂げており、一度もトップ20入りを逃したことはない。
「調子は良い感じだし、自分のゲームも良い感じだね」とラウテン。「僕は2週間オフを取って、自宅で練習していたんだ。今週へ向け、準備はできていると感じている。練習日を使ってコンディションに慣れるようにした。今日はちょっと寒いね」
「どういう訳か、僕はこのコースが好きなんだ。とにかく相性が良いんだよ。良いボールを打たなければならないし、グリーンをとらえなければならないから、僕は自分のゲームがプレーできれば、このゴルフコースで良いプレーができ、このゴルフコースで勝てることを知っているんだ」
「過去に勝ったことがあるというのは、いつだって助けになるし、常にそのコースへは少し多めの自信を持って臨むことができる。今週、このコースでその経験や自信を生かすことができれば良いね」
「僕のゲームは常に、一貫性次第なんだ。フェアウェイをとらえ、グリーンをとらえ、パットを決めることができれば、僕は日曜に上位でプレーできるし、それは過去に何度かあったことなんだ。去年は最後を締めくくることができなかったけれど、僕はショットについてはとても一貫していると思うし、それを毎週発揮できれば、スコア的に大きく外れることはないんだよ」
異なる季節による異なる試練
昨年の「オーストリアゴルフオープン」は6月に開催されているが、これまで大会は通常夏場に開催されており、9月末に開催されたことさえあった。
4月にダイヤモンドCCでこの大会が開催されるのは、今回が初めてのことであり、気温が際立って低くなる中、ラウテンはコースのプレーの仕方がどう異なるのかは興味深い点だと述べた。
「今年はこれまでの夏場と違ってシーズンの早い時期での開催となるから、ゴルフコースがどういう感じになるのかは、興味深い点だね」とラウテン。
「地元でも寒い日々はあったので、僕にとって良い練習になったけれど、これは新しいことであり、僕らはコースに何を期待すべきかが分からないからね。実際的な距離はずいぶん長くなるとは思うけど、芝はそこまで育っていないから、ラフは夏場よりも浅いと思うんだ」
ダイヤモンドCC
ヨーロピアンツアーデスティネーションの一つであるダイヤモンドCCで「オーストリアオープン」が開催されるのは、今回が11回目。初めて開催されたのは2010年だ。
ウィーンから35キロの場所にあり、オーストリアの美しい田園風景にたたずむコースは、イングランド人のジェレミー・パーンにより設計され、2002年に開場した。
ヨーロピアンツアーのベテランであり、人気選手でもあるミゲル・アンヘル・ヒメネスが何ホールかの改修を行っており、これには完全に再設計されたシグネチャーホールであるパー4の8番も含まれる。
コースではウォーターハザードが目を引く存在となっており、右側に池の広がる景色の美しいパー3の18番は、思い出深いフィニッシュを演出する。