【速報】日本勢最上位・池田勇太がスタート 市原弘大は11オーバー
2016年 全英オープン
期間:07/14〜07/17 場所:ロイヤルトゥルーンGC(スコットランド)
トゥルーンでの優勝戦線参加を喜ぶステンソン
第145回「全英オープン」2日目を見事「65」で回ったヘンリック・ステンソンは、リーダーボードの上位進出に喜びを見せた。
ロイヤルトゥルーンは風雨が見舞う2日目となったが、スウェーデンのステンソンはそれを物ともせず、7バーディを奪う圧巻のゴルフで通算9アンダーとし、首位を走るミケルソンのわずか1打差につけた。
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ステンソンは2013年から2014年にかけて、メジャーで連続して好成績を残しており、2013年の「全英オープン」を皮切りに、2014年の「全米プロゴルフ選手権」にかけて6大会中4大会でトップ5入りを果たしている。
しかしながら、現在40歳のステンソンは、それ以降メジャーでは優勝に絡む成績を残せておらず、メジャー初優勝へ向け週末も優勝争いに残り続けることを期している。
「優勝争いをすることが目標であり、5合目まではそれを達成することができたね」とステンソン。「勝負が本当に興味深い物となるには、まだあと27ホールある。その時に優勝争いに加わっているのが自分の目標なんだ」。
「メジャーではここ6大会で優勝争いに加わることができず、長い間、優勝のチャンスのある位置につけるのは大きな目標となってきた。今のところは順調だね」。
「もう40歳だから、そろそろ何かを起こさないと、と思っていたんだ。永遠にこういう大会でプレーするわけにはいかないからね。あと50回チャンスがあるわけじゃないんだよ。残りは12回から15回ほどだろうね」。
「だから、優勝するには、良い位置につけ、チャンスを作り始めないといけないんだ。ここ6大会、そういうチャンスが作れなかっただけに、そろそろ本腰を入れて取り掛からないとね」。
ソレン・ケルドセンはリンクスのタフなコンディションを得意としており、優勝した2015年の「アイルランドオープンbyロリーファウンデーション」ではその腕前を遺憾なく発揮した。
デンマークのベテランは金曜をノーボギーの「68」で回ってステンソンの2打後方につけており、「マスターズ」で7位に入るなど、最近の公式世界ゴルフランキングを駆け上がる活躍に、メジャー制覇も可能であるとの自信を深めている。
「何年間かは苦しみの期間だった」とケルドセン。「とても辛い時期だったね。幾つか自分のゴルフに問題があって、40歳になって以降、それを解決するのに苦心したんだ。40を超えて下り坂と言うのは、良く聞く話だろう」。
「だから、努力して格闘したし、決意を固めてそれを乗り越え、今はこの位置につけることができて良かったよ」。
「コースで弱々しい思いをした期間を経て強い心持ちを得られるようになった苦心の期間があり、その上で、アイルランドで勝ち、昨年はすばらしいプレーができ、今年は『マスターズ』で最高のプレーができたのだから、誰からも脅威を感じると言うことはないんだ」。
「僕は自分自身の内面の戦いに勝ったんだ。これは他の選手との戦いを制するよりも難しいことなんだよ」。