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2021年 全米プロゴルフ選手権
期間:05/20〜05/23 場所:キアワアイランドゴルフリゾート・オーシャンコース(サウスカロライナ州)

「全米プロゴルフ選手権」の注目選手

ヨーロピアンツアーは戦いの舞台を米国サウスカロライナ州キアワアイランドへと移し、今年のメジャー第2戦となる「全米プロゴルフ選手権」を迎える。

同大会がキアワアイランドで開催されるのは、ロリー・マキロイが8打差で大会制覇を遂げた2012年以来。今週は果たして誰に栄冠が輝くのか? スカイスポーツのプレゼンターであるキット・アレキサンダー、そしてかつてレディースヨーロピアンツアーで選手やコーチとして活躍し、プレゼンターでもあるソフィー・ウォーカーは、それぞれ次の3選手を優勝予想に挙げた。

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ソフィー・ウォーカーの予想

ビクトル・ホブラン

ノルウェーのホブランは、2020年に「マヤコバゴルフクラシック」と「プエルトリコオープン」を制覇した。どちらも風の影響を直接受けるパスパラム芝のコースだった。目下世界11位のホブランは、「バルスパー選手権」と「ウェルズファーゴ選手権」でいずれも3位と好調を維持しており、ティからグリーンのプレーが傑出している。

平均バーディ数で2位(4.70)に入っているほか、平均飛距離が300ydを超えており、さらに重要なのは、フェアウェイキープ率が64%(62位)と高い。リンクス風のキアワアイランドでは、フェアウェイキープが鍵を握ることになるが、ホブランは(同じくリンクス風の)ペブルビーチで開催された「全米アマチュア選手権」で優勝している。

ジョン・ラーム

18カ月にわたって世界トップ3の座を堅持しているラームは、いつメジャーで勝ってもおかしくない。リンクスで好成績を残しており、2017年に「アイルランドオープン」を制しているほか、ペブルビーチで開催された2019年の「全米オープン」では3位に入っている。

また今季、ピート・ダイ設計コースでは、2021年「ザ・プレーヤーズ選手権」(TPCソーグラス)で9位と好成績を残している。

ラームはティからグリーンにかけてのプレーで圧倒的な数字を残しつつ(フィールドに対して1.7打勝っている)、パッティングでは正反対(フィールドに対して負けている)の成績を残している。通常、「全米プロゴルフ選手権」は、こういう類いの選手が優勝する傾向にある。ブルックス・ケプカジェイソン・デイロリー・マキロイらがその好例だ。

アブラム・アンセル

メキシコのアンセルは、「ウェルズファーゴ選手権」で2位と、今季ベストのフィニッシュを記録したばかり。重要なのは好調さだけでなく、クエイルホロウで良いプレーをする選手は、キアワアイランドでも良いプレーをする傾向にあると言う相互関係があることだ。

アンセルは飛ばす方ではなく、人によっては、今回のコースが7848yd(史上最長)であることから、彼を優勝候補から外すかもしれないが、フェアウェイキープ率は72%(ランク2位)なのである。ジョーダン・スピースはかつて、「オーシャンコースはセカンドショットのゴルフコース」と述べている。アンセルはパーオン率で10位(70%)につけ、グリーンを外した場合も、巧みなショートゲームを持っている(スクランブリングで13位)。

キット・アレキサンダーの予想

ロリー・マキロイ

ロリーは直近出場の「ウェルズファーゴ選手権」で勝っており、「全米プロゴルフ選手権」がキアワアイランドで開催された2012年には、8打差で大会を制覇している。クエイルホロウで完全に全盛期の状態に戻ったわけではないが、ピート・コーウェンとボブ・ロテラ博士の手助けにより改善したのは明らかであり、彼が米PGAツアー19勝目を挙げるのに十分なものだった。彼はオーシャンコースが大好きであり、勝利への自信が戻って来た。

ジャスティン・トーマス

世界2位のトーマスは、今季ピート・ダイ設計のTPCソーグラスで優勝(3月「ザ・プレーヤーズ選手権)しており、さらにクエイルホロウで開催された2017年の「全米プロゴルフ選手権」、そしてPGAナショナルで開催された2018年の「ホンダクラシック」でも優勝している。これらのコースは、いずれもキアワアイランドの比較対象となるコースである。今週は、良いアイアンプレーが鍵を握ることになるが、トーマスは米PGAツアーでアプローチ(グリーンを狙うショット)のストロークゲインドで2位、パーオン率で28位にランクインしており、低弾道ボールは、風が吹けば上手くはまるだろう。

ウィル・ザラトリス

24歳のザラトリスは、米PGAツアーの水に慣れたようである。昨夏、コーンフェリーツアーから昇格して以降、出場18大会でトップ20入りを10回記録しており、これには2020年「全米オープン」での6位タイ、そして今年の「マスターズ」での単独2位が含まれる。アプローチ(グリーンを狙うショット)のストロークゲインドで3位、パーオン率で13位に入っており、平均飛距離も306.5ydと申し分ない。巧みなショートゲームの持ち主でもあるので、パターが決まれば上位に来るだろう。

2021年 全米プロゴルフ選手権



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