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2021年 全米プロゴルフ選手権
期間:05/20〜05/23 場所:キアワアイランドゴルフリゾート・オーシャンコース(サウスカロライナ州)

「全米プロゴルフ選手権」で知っておくべき5つのこと

2021/05/19 18:03

「全米プロゴルフ選手権」がサウスカロライナ州・キアワアイランドゴルフリゾートオーシャンコースで開催されるのは、ロリー・マキロイが大会を制覇した2012年以来となる。同大会について知っておくべき5つの事柄は次の通り。

メジャー史上最長コース

ピートとアリス・ダイにより設計されたキアワアイランドのオーシャンコースは、今週メジャー最長コースとして歴史にその名を残すことになる。

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全長7886ydでのプレーとなる今週のコースは、これまで記録を持っていた2017年「全米オープン」開催コースのエリンヒルズを135yd更新することになる。

2.5マイル(約4キロ)に及ぶサウスカロライナのビーチに造られた同コースは、その美しさにより知られているが、2012年「全米プロゴルフ選手権」では試練として選手の前に立ち塞がり、パー72の平均スコアは74.6となった。

オーシャンコースは1991年開場ながら、すでに豊かな歴史を持っている。その年の「ライダーカップ」のために造成された同コースでは、2007年「全米シニアプロゴルフ選手権」や「ゴルフワールドカップ」などが開催されている。

前回のキアワアイランド開催

キアワアイランドで「全米プロゴルフ選手権」が開催されるのは、ロリー・マキロイが8打差で大会を制覇し、メジャー2勝目を挙げた2012年以来となる。

前回は天候に左右された大会となり、優勝した北アイルランド人選手は、日曜の朝に第3ラウンドを終えた。その後、彼は最終ラウンドで「66」をたたき出して8打差で大会を制覇し、ジャック・ニクラスが保持していた「全米プロゴルフ選手権」での最大優勝差を更新するとともに、世界ナンバーワンへ返り咲いた。

最近、米PGAツアーで優勝を遂げた32歳は、今週のフィールドで2012年大会にも出場した18人の欧州ツアーメンバーの一人として「全米プロゴルフ選手権」に臨むことになる。

その年、トップ10には欧州勢7人が入っているが、これには2位に入ったデービッド・リン、そして3位タイに入ったイアン・ポールタージャスティン・ローズ、そしてカール・ペターソンが含まれる。

コリン・モリカワの防衛戦

コリン・モリカワには大会連覇がかかる。昨年は16番でタイムリーなイーグルを奪い、ポール・ケーシーダスティン・ジョンソンに2打差をつけてメジャー初制覇。同大会初出場で大会制覇を果たした史上9人目の選手となった。

そして、ここ最近、実戦から遠ざかっているものの、モリカワは好調を維持したままキアワへとやって来る。彼はザ・コンセッションでの「WGCワークデイ選手権」で、世界ゴルフ選手権初制覇を果たし、4月の「マスターズ」でトップ20入りしているほか、今季はそれ以外でもトップ10入りを4度果たしている。

大会デビュー組

今週、キアワアイランドでは、欧州ツアーの選手5人がメジャーデビューを果たすことになる。

ジョン・キャトリンは4月「オーストリアオープン」を制すなど、4月の時点で「全米プロゴルフ選手権」への出場権を手にした。

それに続く形でギャリック・ヒーゴは3週間にわたるカナリア諸島シリーズで2勝をあげ、世界ランキングでトップ100圏内(51位)に入り、今大会の出場権をゲットした。

さらには今季欧州ツアーで優勝しているフランスのアントワン・ロズナーと南アフリカのダニエル・バントンダーも、世界ランクをそれぞれ74位と79位に上げたことで、今週のフィールド入りを実現させた。

カル・サモーアもカナリア諸島シリーズでの好成績を今大会への出場につなげており、テネリフェでの2週間で3位タイと9位タイに入ったことで、今週のフィールド入りを果たした。

以上の5人はメジャー初出場となるが、彼ら以外にも今週は複数の欧州ツアーメンバーが、「全米プロゴルフ選手権」初出場を果たすことになる。そのリストに名を連ねるのは、最近優勝を遂げたディーン・バーメスターを筆頭にアーロン・ライトーマス・デトリージェイソン・スクリブナーラスムス・ホイゴーサム・ホースフィールドサミ・バリマキ金谷拓実、そしてウィル・ザラトリスと言った面々である。

メジャーの歴史に距離計測器が登場

今週のキアワアイランドでは、メジャー史上初めて距離計測器の使用が認められることになった。

今大会を皮切りにPGAオブ・アメリカが主催する「全米シニアプロゴルフ選手権」と「KPMG全米女子プロゴルフ選手権」でも距離計測器の使用が認められる。これはプレー速度の向上を目的として、2月に発表された。

PGAオブ・アメリカ会長のジム・リチャーソンは「我々は選手権におけるプレーの流れを向上させる方法に、常に興味を持ってきました」と話した。

「距離計測器の使用は、すでにこのゲームにおいて一般的となっており、今やゴルフルールの一部でもあります。もうずいぶん前から、選手やキャディたちも練習ラウンドにおいて、関連性のあるヤーデージを収集するために距離計測器を使用してきました」

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