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2021年 マスターズ
期間:04/08〜04/11 場所:オーガスタナショナルGC(ジョージア州)

大願成就で「マスターズ」デビューへ マッキンタイア

「子供の頃からの夢」

ロバート・マッキンタイアが2021年「マスターズ」の出場を確定させ、来週はオーガスタナショナルGCで子供の頃からの夢を現実に変えることとなる。

初出場した「WGCデルテクノロジーズマッチプレー」で、世界ナンバーワンのダスティン・ジョンソンと同組だったグループリーグを勝ち抜いたスコットランド人選手は、公式世界ゴルフランキングを44位に上げて出場枠を手にした。マッキンタイアに加え、ウィル・ザラトリスブライアン・ハーマンも、大会前週の世界ランキングでトップ50入りして出場権を獲得した。

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マッキンタイアにとって、初出場の「マスターズ」でティアップすることは長年の大願だった。

「これは僕が人生をかけて達成するために取り組んできたことなんだ」とマッキンタイア。「多くの選手が手にできるわけではない機会を得ることができたのだから、信じられないほど素晴らしい経験になるだろうね」

「子供の頃から夢だった。毎年観ているし、いつかあそこでプレーしたいと思ってきたけれど、現実的に考えれば、あるかもしれないし、ないかもしれないこと。僕は必死に取り組んできたし、周りの人々もそうしてくれた。それが報われた」

「マグノリアレーンを通るのは、絶対に素晴らしい経験になると思う、僕らはその動画を残すだろうし、その素敵な瞬間を死ぬまで取っておくよ。僕にとっては夢が現実になることであり、これが最後にならなければいいなと思うよ」

WGCマッチプレー16強

ヨーロピアンツアーの2021年「レース・トゥ・ドバイ」で好スタートを切ったマッキンタイアは、「アブダビHSBC選手権」で16位タイに入ると、「オメガドバイデザートクラシック」では3位タイに入り、キャリア初となる公式世界ゴルフランキングでのトップ50入りを果たした。今月初めには、最高で42位までランキングを上げ、オースティンCCでの「WGCデルテクノロジーズマッチプレー」で好パフォーマンスを見せ、今年のメジャー第1戦の出場枠を確定させた。

最終的にベスト16でフランスのビクトル・ペレスに敗れたものの、グループリーグではケビン・ナを撃破すると、世界ナンバーワンのダスティン・ジョンソンとは18ホールを戦い抜き、アダム・ロングとのマッチでパー4の18番では大会最高のショットを放って引き分けに持ち込んだ。ピンそば90㎝につけたドライバーショットで、イーグルを奪ってグループ首位の座を手に入れたのだ。だが、何より重要だったのは、彼自身がプロゴルフ世界最高峰のレベルで互角に戦えるのを証明したことだった。

マッキンタイアは「自分のゲームについて何を学んだのかは分からないけれど、どういう風にゴルフをプレーするか、それに態度や全てについて何を学んだかは分かっているし、それは僕もああいう選手たちと互角に戦えることを意味するんだ」と、オースティンでのデビューについて振り返った。

「それは、僕が良い数字をマークして、できるだけ良い順位で終わって高い賞金を稼ぐことができたということではないんだ。僕は競い合えると感じたし、自分がああいう選手たち競い合うことができるだけのショットを持っていることが分かったんだよ」

「人は良いゴルフをしたときに注目してくれるものだし、僕がDJに少しばかり脅威を与えたときに注目してくれたと思う。彼は僕に対して全てをやり尽くさなければならなかったし、僕はそれを受けとめた。引き分けることができて嬉しかったけれど、彼を打ち負かせなかったことについて、残念に思ってもいたんだ。でも、あれで、自分も最高の選手と競い合えることが分かったし、先週自分のしたことを振り返ることで、もう僕にはこれ以上の信念は要らなくなったんだ」

「マスターズ」デビューはエンジョイあるのみ

マッキンタイアは今、初めてのオーガスタナショナルGC行きへ向け、ルーキーでいることの不安を感じない1週間にするため、早めに思いの丈を出し切りたいと願っている。

「ついに実現したとき、思いがこみ上げて来るのは確かだと思う。僕らは早めに現地へ行って、思いの丈を出し切りたい。そうすれば、後は文字通り、自分の仕事をするだけになるから。つまり、あれだって僕が勝ちたいと思うゴルフの大会なんだ。僕は予選通過を果たすために行くわけではないし、僕はゴルフの大会で優勝するために行くわけで、それができる位置にいくんだ」

「僕は、自分がマスターズをプレーするルーキーであることを心配してはいないんだ。僕はオースティンCCでも、一度もプレーしたことがなかったけれど、自分がプレーできるかできないかは、自分がルーキーであるか、あるいはあのコースで10回以上プレーした経験があるかには関係ないんだ」

「僕は(オーガスタに)一度も行ったことがないし、プレーもしたことがないので、ティから視覚的にどういう感じになるのか分からないけれど、自分の思い通りのボールが打てれば、見た感じがどうであろうと関係ない。これもゴルフのゲームに過ぎないのだし、感情はコントロールしなければならない」

「ゴルフとは、自分の意図したゴルフショットを打つもの。それがオーガスタだろうが関係ない。あそこでプレーしてエンジョイするだけだし、その上で結果がどうなるかということだね」

「もちろん、勝つためにプレーするのだけど、勝利を考えることはできない。僕にとって初めての場所であり、これまで見たことのないコースだから、全ての瞬間をエンジョイしようと思う」

マッキンタイアはできる限りいつも通りのルーティンを守って、物事を平常に保とうとしているが、一方で、過去の大会王者である同じスコットランド出身のサンディ・ライルや、2018年の王者であるパトリック・リードの助言にも頼れればと思っている。

「僕らはもう、そのことについて話したよ」とマッキンタイアはライルとの会話について語った。「彼は僕らに、あのゴルフコースの特定の場所から打つショットについて、いくつかヒントをくれたんだ。彼に時間があれば、サンディと9ホール一緒にプレーしたいと思っているけれど、いつもと違うことはしないつもりさ」

パトリック・リードと9ホール一緒にプレーして、彼の知恵を借りようとも思っているんだ。誰かと何度か練習ラウンドを回るのは間違いないと思うけど、僕は自分で自分のすべきことをするのが好きだし、練習ラウンドは、自分一人でプレーするのが好きなんだ。そうすれば、自分のやりたことを何でもできるし、好きなペースでプレーできるからね」

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