アイルランドで高額賞金大会 日本勢は3人が連戦
2019年 ドバイデューティーフリー アイルランドオープン
期間:07/04〜07/07 場所:ラヒンチGC(アイルランド)
「ドバイデューティーフリー アイルランドオープン」で知っておくべき5つのこと
2019年の「ドバイデューティーフリー アイルランドオープン」は7月4日、初開催となるラヒンチGCで開幕する。この歴史ある大会について知っておくべき5つの事柄は次の通りである。
初開催のラヒンチ
今週は“アイルランドのセントアンドリュース”と呼ばれるラヒンチGCで、初めて「ドバイデューティーフリー アイルランドオープン」が開催される。
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クレア州のコースで同大会が開催されるのも今回が初めてとなるが、この由緒あるコースは127年の歴史のなかで数々の名手を迎えてきた。
ラヒンチGCは1895年に始まったアマチュアゴルフトーナメントである「南部アイルランド選手権」の開催コースにもなっている。同大会では、1969年にジョー・カー、1989年にダレン・クラーク、1991年にポール・マッギンリー、そして2000年にグレーム・マクドウェルと、名だたる選手たちが優勝している。
次期「ライダーカップ」欧州代表キャプテンのパドレイグ・ハリントンは、1995年にラヒンチで開催された「アイルランドクローズ選手権」を制している。
要塞ノックス
スコットランドのラッセル・ノックスは、1996、97年と大会連覇したコリン・モンゴメリー以来となるタイトル防衛を目指し、ラヒンチでティアップする。
33歳のノックスは、バリーリフィンGCで開催された昨年大会、最終ホールで13.5mのバーディパットを沈めてプレーオフに持ち込んだ。最初のエクストラホールでほぼ同じ位置からのパットをねじ込み、ニュージーランドのライアン・フォックスを下して「ロレックスシリーズ」初制覇を遂げた。
今大会にはヨーロピアンツアー4勝のマット・ウォレス、2017年大会覇者のジョン・ラーム、そして2017年に「レース・トゥ・ドバイ」を制したトミー・フリートウッドをはじめとするワールドクラスのスター選手がフィールドに名を連ねている。連覇を目指すノックスには昨年の卓越したプレーの再現が求められることになる。
スター揃いのプロアマ
今週ラヒンチでティアップするのはゴルフ界のビッグネームだけではない。「ドバイデューティーフリー アイルランドオープン」のプロアマでプレーするため、アイルランドで最も知られたセレブの面々もリンクスを目指すことになる。
元ワン・ダイレクションのスターで、熱心なゴルファーであるナイアル・ホランは、水曜のラウンドで大勢のギャラリーを引き連れること間違いなしだ。ホラン以外にも、アイルランドのポップス界からはボーイゾーンの元メンバーであるキース・ダフィ、元ウエストライフの歌手ブライアン・マックファーデンらがプロアマ戦に出場する。
ほかにも、世界的に有名な俳優のジェームズ・ネスビット、加えてアイルランドのスポーツ界からは、ラグビーのポール・オコンネルとキース・ウッド、スーパースター騎手のAPマッコイとルディ・ウォルシュ、GAAハーリングのスター選手であるガルウェイのジョー・カニング、リムリックのキアン・リンチ、そして地元クレアが誇るシェーン・オドンネルといったレジェンドたちがリンクスにてティアップする。
今週の大会ホスト
チケット完売のギャラリーがラヒンチでのスペクタクルを期待するなか、今年はポール・マッギンリーが初めて大会ホストを務める。
2002年の「ライダーカップ」でウィニングパットを決めたアイルランドのマッギンリーは、アイルランドゴルフ界のレジェンドによるローテーションの中で、初めて大役を任されたわけだが、ここ4年間大会ホストを務めてきたダレン・クラーク、パドレイグ・ハリントン、グレーム・マクドウェル、そしてロリー・マキロイといった地元の英雄たちとともに、今後も歴史あるアイルランドのナショナルオープンで大会ホストを任されることが決定付けられている。
祝祭的雰囲気
世界クラスのゴルフに加え、マッギンリーは類を見ない祝祭的雰囲気の醸成を約束した。その一環として、5日(金)、6日(土)、7日(日)には“ラヒンチ・ライブ”のステージでシャロン・シャノンのほか、ロックスターのチェイシング・アビーとハーミテージ・グリーンがそれぞれライブコンサートのトリを務めることが決まっている。
また、今大会にはライフスタイル・パビリオンが設営され、フィットネスと栄養学の著者であり、ソーシャルメディアで影響力を持つヘイゼル・ウォレス博士(ザ・フード・メディック)及びBEOバイツ(クレア州在住のエオイビン・ガリヒーとシャロン・コネランが主催する幸福追求と栄養学のイベント)による講演が週末を通してセンターステージで行われる。