男女混合16チームによるダブルス戦が2日間で開催
2019年 ゴルフシックス
期間:06/08〜06/09 場所:オイタボス デューンス(ポルトガル)
「ゴルフシックス カスカイス」で知っておくべき5つのこと
2019/06/05 12:49
今週は革新的な6ホールのノックアウト方式で行われる「ゴルフシックス カスカイス」が開催されるため、ヨーロピアンツアーはポルトガルへと舵を切る。面白さが凝縮された短期大会は引き続き成長しており、今年も新たな要素が盛り込まれることになった。
大会方式
まず知っておきたいのは、迅速で楽しく味付けされたグリーンサムのマッチプレー方式だ。それぞれのチームの両者が各ホールでティショットを打ち、その後、そのホールをプレーするボールを選択する。
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以後は、ティショットのボールを選択されなかったプレーヤーが第2打を打ち、ホールアウトするまで交互にショットを打つことになる。
より少ない打数で上がったチームがそのホールを獲ることになる。そしてホールを獲ったチームには1ポイントが与えられる。例えば、ポルトガルがイングランドに対して1番ホールを獲ると、スコアは1-0となり、イングランドが次のホールを獲るとスコアは1-1となる。
各マッチは標準的なマッチプレー方式でスコアがつけられるため、片方のチームのリードが残り2ホールで3点か4点となった場合、あるいは残り1ホールで3点か2点となった場合、その時点でリードしているチームの勝利が決定する。各マッチは6ホールで行われるため、3番ホールで勝負が決することはない。
チーム
合計16チームがA、B、C、Dの4グループに分かれ、初日は各グループ総当たりで6ホールのマッチが行われる。勝利チームには勝ち点3、引き分けには勝ち点1が付与され、負けは0ポイントとなる。
決勝トーナメントで試合が引き分けとなった場合、最終の6番ホールでプレーオフを行って優勝チームを決める。プレーオフ1ホール目でも勝負がつかない場合、その2チームの両選手が参加するニアピン対決で勝利チームを決定する。
グループリーグを終えると、上位2チームが翌日に行われるノックアウト方式の決勝トーナメントに駒を進める。
短パンとレーザー測定器
「ゴルフシックス」は決して伝統的なゴルフトーナメントではなく、ヨーロピアンツアーが新たなコンセプトとして導入し促進することで、楽しく包括的な大会方式となり、新規で若いファンを魅了するための起爆剤となってきた。
2016年にヨーロピアンツアーが新機軸として、初めて選手たちにプロアマでのショートパンツの着用を認めたのはつい先日のことのように思える。
そして今、ヨーロピアンツアーの選手たちは初めて競技ラウンドでもショートパンツの着用が認められることになった。さらに、選手たちはヨーロピアンツアー史上初めて、競技ラウンドで距離測定機の使用が認められることになったのも大きな変更だ。
これら全ての興奮は、ドローンにより空撮され、ライブ映像として配信されることになる。
男女混合
「ゴルフシックス カスカイス」では、2年連続して女子チームがフィールドに加わり、大会でプレーすることになった。
今年も出場が決まったイングランド女子チームは、欧州女子ツアー2勝で「ヨルダンミックスオープン」で2位に入ったメーガン・マクラーレンと、同ツアー3勝のフローレンティナ・パーカーがタッグを組む。
また、今年はエスター・ヘンゼライトとラウラ・フンシュトゥックがコンビを組むドイツ女子チームが「ゴルフシックス」デビューを飾る。ヘンゼライトは先週の「全米女子オープン」でトップ30入りし、フンシュトゥックは欧州女子ツアーの年間ランキングで過去2度のトップ10入りを果たしている。
プール付きホール
「ゴルフシックス カスカイス」の最終6番ホールは、接戦となったマッチで楽しさと熱狂を醸し出す場となるのは間違いないが、世界のゴルフで類を見ない独特の雰囲気に包まれることだろう。
これもヨーロピアンツアー史上初になるが、このホールのティボックスはプールの直上に作られており、さらにVIPやファン用の屋外ラウンジエリアに囲まれているのだ。ここでは大会を通してDJが大音響で音楽をかけることになるだろう。そう、まさにこれは他に類を見ないゴルフトーナメントなのである。