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2015年 アルフレッド・ダンヒル選手権
期間:11/26〜11/29 場所:レオパルドクリークCC(南アフリカ)

母国での厳しい試練を予想するグレース

ブランデン・グレースは2015年の勢いをヨーロピアンツアーの新シーズンに持ち込みたいと思っているが、それを「アルフレッド・ダンヒル選手権」で実現するには、開催コースのスペシャリストであるシャール・シュワルツェルに打ち勝たなくてはならない。

ディフェンディングチャンピオンとして乗り込むグレースは、前週の「DPワールド ツアー選手権 ドバイ」で3位に入っており、それにより「レース・トゥ・ドバイ」の最終順位も3位に上げてシーズンを締めくくった。

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つい先日終えたばかりのシーズンでは、グレースは「コマーシャルバンク・カタールマスターズ」も制したほか、「全米オープン」と「全米プロゴルフ選手権」ではトップ5入りを果たし、世界ゴルフランキングを18位に上げている。

しかし、シュワルツェルは今大会で3勝しているほか、2位も4度経験している。もう一人の南アフリカ人選手であるルイ・ウーストハイゼンは昨年の大会でグレース次ぐ2位に入っており、世界ランキングではグレースの3つ上につけている。

一方、グレースは自身のゴルフに手応えを感じているものの、ヨーロピアンツアー7勝目へ向け厳しい試練が待ち構えていることを予想している。

「素晴らしい1年だったね」とグレース。「ポジティブなことがたくさんあったし、自分のゴルフが良い状態にあると分かっている状況でこの大会を迎えられるのは良いものだね。先週は良かったよ。優勝はできなかったけれど、大会、そしてシーズンを3位で終えられたのは良かったね」。

「昨年の良い思い出とともにここに帰ってこられて良かったし、ここはいつ来ても良い心持ちがするからね。自分の家にいるような感じがするんだ」。

「僕はこれで5週連続して大会へ出場することになるから、少し疲れを感じているけれど、地元での大会は通常の大会と違う感じになるからね。ここへ来ると、もっとくつろげるんだよ」。

「シャールはいつもここで良いプレーをしているよね。時として、彼はその年、そこまで良いプレーができていなくても、ここへ来るといきなりベストのプレーをすることがあるから、今週彼は間違いなく手強い優勝候補になると思うよ」。

「ルイもそうだね。彼はこの地に貸しがあると感じているし、他にも良い選手がたくさんそろっているね。調子の良い選手がたくさんいるよ」。

「僕らはみんな任務を遂行し、週の終わりにトロフィーを掲げるためにここにいるんだからね。全力を尽くして連覇を狙いにいくよ」。

ウーストハイゼンも2015年はメジャー制覇にあとわずかのところまで迫った選手であり、「全英オープン」と「全米オープン」で2位タイに入った彼は、昨季出場したヨーロピアンツアーの全大会で予選通過を果たす安定感を持続させている。

しかし、その成功とは裏腹に、2010年の「全英オープン」王者であるウーストハイゼンは未勝利のまま昨季を終えたとあって、今週、そして来週の「ネッドバンクゴルフチャレンジ」で勝利を手にし、新シーズンの開幕ダッシュを決めたいと思っている。

「この国へ帰ってこられて最高だし、僕はこのゴルフコースが大好きだからね」とウーストハイゼン。「今週を楽しみにしているし、僕は数年前よりも精神的な強さが少し増していると思うんだ」。

「(昨季は)良いシーズンだったね。あの2つ(メジャー)のうち1つでも勝てていればもっと良いシーズンになっていただろうけれど、それを抜かせば、僕は多くの大会で良いプレーをしたね。優勝のないシーズンは、つねに空虚な感じがするから、この2週間のどちらかで勝ちたいところだね」。

「今週はフィールドが猛者ぞろいだからタフな大会になるだろうね。シャールとブランデンは今、とても調子が良いからね」。

「ブランデンはタイトル防衛に挑むわけだし、シャールにとってここは庭みたいなものだから、彼ら2人が優勝争いを繰り広げることになるだろうし、僕も圏内につけて行ければと思うし、日曜日は彼らを1打差でかわしたいところだね」。

2005年にこの大会でヨーロピアンツアー初優勝を果たしたシュワルツェルにとって、この大会は初優勝を遂げたトーナメントであるとともに、最後に優勝を飾った大会でもある。2013年、14年と大会を連覇して以来、彼は優勝から遠ざかっている。

2011年の「マスターズ」王者は、昨年大会を26位で終えたときは停滞期間に入っていたことを認めたが、一番のお気に入りの大会を前に、今一度自信を深めているようだ。

「ここは1年プレーするなかで断然お気に入りの大会なんだ」とシュワルツェル。「長年にわたり、この大会は僕に良くしてくれている。スランプから脱したこともあったし、地に足をつけることができたときもあるので、また同じことを期待しているんだ。毎回ここへ帰ってくると、本当に安らかな気持ちがするし、素晴らしい思い出があるからね」。

「もうずいぶん前から良くなる兆しはあったんだ。昨年のこの時期は、おそらくプロになってから一番ひどいスイングをしていたと思うし、そこから立て直すのに時間がかかり、自信も失ってしまった」。

「あれから1年経ったし、だいぶ進歩したね。スイングに関して言えばとても良くなったし、今までで一番良い状態にあるんだ。ずいぶんと快適になったし、本当にポジティブなことだね。胸が躍るよ」。

「今年の半ばごろからロングゲームはとても良くなったんだけど、結果がついてこなかったんだ。それで、ロングゲームはどうにか上手く行くようになったのだけど、パッティングがまだ十分じゃないというところに気が回っていなかったことが分かったんだ」。

「それで自分のパッティングがどうなっているか分析し始め、いくつか悪い過ちを見つけ出したんだ。狙っていると思っていたところに狙って打てていなかったんだけど、そうしたことが実を結び始めたんだ」。

「大局的に見ると、とても大きな進歩があったね。それが今週、あるいは来週結果として出てくるのか、あるいは1カ月後なのか分からないけれど、正しい方向に向かっているし、それが僕を興奮させるんだよ」。

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