岩田寛がモロッコで欧州ツアー出場「今までで一番難しい」
2015年 ハッサンIIトロフィー
期間:03/26〜03/29 場所:ゴルフ・ドゥ・パレロイヤル(モロッコ)
モロッコで注目すべき5人の男
今週、アガディールの壮観なゴルフ・ドゥ・パレロイヤルへの再訪を果たす欧州ツアー。今週モロッコで開催される「ハッサンIIゴルフトロフィー」で注目すべき5人をここにピックアップした。
■ アレハンドロ・カニサレス
今週はカニサレスに注目しないわけにはいかない。スペイン出身の彼は、昨年、初日を10アンダーの「62」でラウンドすると、そのまま首位の座を譲らない完全優勝でツアー2勝目を挙げた。今年は昨年以上に調子の良い状態で今週の大会に臨むことになる現在、平均スコアでツアー7位につけており(69.56)、平均パット数で8位(27.8)。直近の5大会のうち3大会でトップ15入りを果たしている。ゴルフ・ドゥ・パレロイヤルでは、過去5回の出場でまだ予選落ちを喫していない。
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■ デビッド・ホージー
ホーシーほど今週の大会を楽しみにしている選手も、そうはいない。イングランド出身の彼は、この大会では過去5回の出場で全てトップ30入りを果たしており、2011年には優勝。その2年後には2位、そして昨年は8位に入っている。驚くべきことに、ゴルフ・ドゥ・パレロイヤルで17ラウンド連続イーブンパー以下をマーク。ツアー3勝の彼の水準からすると、今季はまだ本調子ではないが、直近の「ツワネオープン」では初日を「63」でラウンドし、トップ10入りを果たした。
■ ロス・フィッシャー
「レース・トゥ・ドバイ」で3位につけているフィッシャーは、2010年に「ライダーカップ」チーム入りを果たして以来の安定したパフォーマンスを発揮している。今季出場した6大会全てでトップ30入り。「ネッドバンクゴルフチャレンジ」では2位に入った。フィッシャーはヨーロピアンツアーの国際スケジュールを存分に楽しんでいるようで、欧州ツアーで挙げた5勝はいずれも異なる地でのもの(南アフリカ、アイルランド、スペイン、イングランド、そしてオランダ)。「ハッサンIIゴルフトロフィー」は昨年が初出場で、「70-73-71-72」で4日間をラウンドし、37位タイで大会を終えた。
■ エミリアーノ・グリージョ
おかえり、グリージョ!この若きアルゼンチン人プレーヤーは、今週、初めて世界ランク100の選手としてツアーに出場する。2014年、最後に出場した母国の大会で優勝を遂げた22歳は、今季はカタールでトップ5に入る順調な滑り出しとなった。2週間前には米ツアーの「プエルトリコオープン」に出場し、優勝したアレックス・チェイカに次ぐ2位に入った。この大会には2013年に唯一の出場を果たし、その際は11位で大会を終えており、今週は欧州ツアーで13大会連続して予選通過を果たしているなかでの出場だ。
■ マグヌスA・カールソン
今週、カールソンは大穴的な存在ではあるかもしれないが、我々欧州ツアーはこのスウェーデン人選手がモロッコで存在感を示すと考えている。昨年、ここで3位に入った彼は、その際パーオン率でトップに立っており、2015年シーズンは順調なスタートを切っている。近年は下部ツアーとを行き来している34歳は、ここ14大会で12度の予選通過。3週間前の「アフリカオープン」を含む2度のトップ15入りを果たしている。