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フィッシャーがサンシティで単独首位発進

「ネッドバンクゴルフチャレンジ」初日を「66」の6アンダーでラウンドし、単独首位に立ったロス・フィッシャーが「レース・トゥ・ドバイ」の2015年シーズンを良い形でスタートさせた。

ヨーロピアンツアー5勝のうちの最後の1勝を3月に南アフリカで行われた「ツワネオープン」で手にした34歳でイングランド人のフィッシャーは、サンシティのゲーリー・プレーヤーCCでジョージ・クッツェーマルセル・シーム、そしてアレクサンダー・レビーに2打差をつけて首位に立った。

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フィッシャーとクッツェーと同組でプレーしたシームは、この日一番の驚くべきショットを披露した。シームはパー4の17番で残り183ヤードの2打目を8番アイアンで放つと、ボールはグリーン右エッジでラッキーなバウンドをし、そのまま転がりながらホールへと吸い込まれたのである。このイーグルによりドイツ出身のシームにはVolvo V40 T5が贈られることになった。

懸賞の車は母親に進呈すると語ったシームは、「全くもってキャリア最高のショットというわけではなかったんだ。ドローでボールを戻そうと思ったのに、真っ直ぐ飛び続け、フリンジで跳ねて左へとバウンドしたんだ。あれをホールインできたのはとてもクールだったね」。

フィッシャーはパー3の16番でこの日唯一のボギーを叩くも、バーディ攻勢でスコアを伸ばすことに成功した。

全てのパー5でバーディを奪ったフィッシャーは、「パー5は全てスコアを伸ばせると思う。全て2オン可能だからね。とは言え、良いショットを2つ揃えないといけないけれどね」。

「だからパー5が鍵といえるけれど、その他にもスコアを伸ばせるホールはあるんだ。短いパー4が結構沢山あるから、ドライバーで良い位置をキープできればショートアイアンでグリーンを狙えるし、グリーンではパットがよく決まるからね」。

「パットがしっかり読めさせすれば、スコアを伸ばせるホールは結構あるんだよ」。

フィッシャーとクッツェーは共に10番でバーディを奪い、この時点では両者が5アンダーで並んでいたが、パー5の14番で南アフリカのクッツェーが2打目を大きく外し、パーをセーブするのがやっとだったことで、このホールをバーディとしたフィッシャーが先んじる展開となった。フィッシャーは続くパー4でもバーディを奪い、その差を2打に広げるも、16番でボギーを叩いたことにより、両者の差は再び1ストロークとなった。しかしながら、フィッシャーは最終ホールでボギーを叩き、シームとレビーと並ぶ4アンダーで初日を終えることとなった。

フィッシャーと同組でのラウンドを楽しんだクッツェーは、「お互いに良い影響を及ぼし合ったのは確かだと思うよ。彼も僕のことをありがたいと思っているのは間違いないね」と述べた。

2009年と10年にもこの大会に出場しているフィッシャーは、「ドライバーがとても良かったと思う。余りフェアウェイを外さなかったからね」と加えた。

「このゴルフコースでのプレーの仕方は人それぞれだ。余り攻め過ぎるのはいけないけれど、ドライバーを多用するのが僕のゴルフのスタイルなんだよ。というのも、僕は距離が出る方だし、大体真っ直ぐ飛ばせるからね」。

「ライダーカップ」で欧州代表の一員としてプレーしたスティーブン・ギャラハー、2014年のヨーロピアンツアー最優秀新人賞を獲得したブルックス・ケプカ、そしてヨーロピアンツアー史上2番目に距離の長いコースでこの日最初にティオフしたミゲル・アンヘル・ヒメネスは6人で形成される2アンダーの集団につけている。

50歳のヒメネスは、「私は出場者の中で最年長だし、恐らく、最も長年プレーしている男だろう。今日、私は1番ティから27シーズン目をスタートさせた。シーズン最初のショットを打つのは気持ちのいいものだったな」と語った。

ディフェンディングチャンピオンのトーマス・ビヨーンは散々な初日となり、8オーバーで出場30人中最下位に沈んだ。

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