ネッドバンクゴルフチャレンジで一際存在感を放つローズ
2014年 ネッドバンクゴルフチャレンジ
期間:12/04〜12/07 場所:ゲーリー・プレーヤーCC(南アフリカ)
ウェストウッド ネッドバンクゴルフチャレンジを大いに語る
リー・ウェストウッドは引き続き「ネッドバンクゴルフチャレンジ」に重きを置いているようである。
このサンシティのゲーリー・プレーヤーCCでの大会で2010年から2連覇を果たして以来、イングランド人の彼にとってこの大会は大きな意味を持つようになった。
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ウェストウッドは8打差で2010年大会に完勝した数週間後にタイガー・ウッズを抜いて世界ナンバーワンの座につくと、翌年はこの大会では6人目となる連覇を達成した。
そして今、今年で10回目の出場となる今大会へ向け、41歳のウェストウッドは再び力強いパフォーマンスを見せようと息巻いている。
欧州ツアー23勝のウェストウッドは、「『ネッドバンクゴルフチャレンジ』には素晴らしい出場者が出揃う。常にそうなんだよ」と述べた。
「この大会は南アフリカにおけるスポーツのビッグイベントの一つであり、多くのワールドクラスの選手たちが集まるんだ」。
「幸運にも僕は2勝することができたけれど、これは素晴らしいタイトルなんだ。誰もが経歴に加えたいタイトルだからね」。
「僕は1997年からここへ来ているけれど、僕は常にこの大会に重きを置いてきたし、いつも勝ちたいと思ってきた」。
「2000年はアーニー・エルスがプレーオフで僕を負かしたんだ。確かこの大会は9回出場して最低の成績が5位だったと思うから、僕はここではよくやれているんだ」。
「幾つか良いスコアも出しているね。2010年には『62』でラウンドし、そして優勝したんだ。確かその年は通算18アンダーで、同じく優勝した翌年が通算17アンダーだったと思う。そしてアーニーと首位で並んだ2000年は通算20アンダーだったはずだ(※)」。
「ここでの僕の平均スコアはとてもいいので、もうだいぶ前から今週を楽しみにしていたんだ。(優勝した)数年前と同じような良いプレーができたらいいね」。
ウェストウッドは南アフリカの気候が今週は鍵を握っていると確信している。
「ここのところ、あまり雨が降っていないので、ラフはそこまで深くないだろうね。今週は良いスコアが期待できるかもしれないけれど、勿論それはコンディション次第だからね。プロフェッショナルのゴルフとは常にそういうものだから」とウェストウッド。
一方、南アフリカ出身のルイ・ウーストハイゼンもまた、ゲーリー・プレーヤーCCでの勝利の意味するものの大きさを知る選手の一人である。
32歳の彼は2007年にこのコースで行われたプロアマ大会で優勝を飾っている。
欧州ツアー7勝のウーストハイゼンは、新シーズンを幸先良い形でスタートさせる上で、忍耐が肝要であると信じている。
「大会へ向け自信はあるけれど、ゆったりとした感じで臨みたいんだ」とウーストハイゼン。彼は今大会に出場する7人の南アフリカ勢の一人である。
「ここでは以前、大会に優勝したことがあるけれど、この場所は常に大叩きしてしまうホールが潜んでいるんだ。タフなティショットが複数あるし、絶対に打ってはいけない所が何カ所もあるんだ」。
「十分に用心して、慌てずに、じっくりと多くのバーディチャンスを作り出したいと思う。やるべきことは分かっているので、あとは正しく考え、精神力を保てるかどうかの問題なんだ」。
2010年の「全英オープン」王者であり、現在世界ランク55位のウーストハイゼンは母国でプレーできる機会に喜びを感じている。
再発した背中の怪我により2014年シーズンは思うようなプレーができなかったウーストハイゼンは、「今週を楽しみにしているんだ。常に素晴らしい大会だし、多くの観客が詰めかけるからね」と述べた。
「南アフリカのギャラリーの前でプレーするのはいつだって楽しいものだし、彼らの前で良いプレーができたら素晴らしいね」。
(※)編注:実際のウェストウッドの優勝スコアは、10年は通算17アンダー、11年は通算15アンダー