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ケプカが2014年ヨーロピアンツアーのルーキー・オブ・ザ・イヤーを受賞
米国のブルックス・ケプカが同胞にして親友のピーター・ユーラインが昨年に達成した業績の後を追うようにして、2014年のサー・ヘンリー・コットン・ヨーロピアンツアー年間最優秀新人賞に輝いた。
今年初めてヨーロピアンツアーをフルシーズンで戦ったケプカは、ファイナルシリーズ3戦目の「トルコ航空オープン」を制し、その他にも4度にわたりトップ10入りを果たすなど、最終的に2,631,873ポイントを獲得し、「レース・トゥ・ドバイ」を堂々の8位で終えた。
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その結果、彼は、「DPワールドツアー選手権」で6位タイに入り、「レース・トゥ・ドバイ」を36位で終えた将来を有望視されるイングランドのティレル・ハットンを退ける形でこの名声ある賞を受賞するに至った。
ケプカによる最優秀新人賞の獲得は、親友であり同じ家の住人でもある同胞のユーラインの跡を継ぐ形での受賞となった。2年前、ケプカはユーラインの後を追うようにして大西洋を渡り、プロフェッショナルとしてのランキングを上げるべく、先ずは戦いの場を欧州チャレンジツアーに移し、その後、ヨーロピアンツアーへの昇格を果たした。
2012年にチャレンジツアーで初勝利を挙げたケプカは、2013年には同ツアーで3勝を挙げ、既に2013年の「マデイラ島オープン」を制してヨーロッパのトップツアーの座を確保していたユーラインに加わる形で、ヨーロピアンツアーへの自動昇格を果たした。
ケプカは2013年のヨーロピアンツアーで2度のトップ10入りを果たし、「レース・トゥ・ドバイ」を113位で終えているが、これは同年のチャレンジツアーで3勝を挙げたことにより、シーズン終盤のヨーロピアンツアー出場資格を獲得した上でのものだった。
この特別な経験が、ケプカがヨーロピアンツアーでの初めてのフルシーズンを迎える上で大きくものを言ったのは明らかであり、彼はシーズン序盤の「オメガ・ドバイ・デザート・クラシック」で3位タイに入って早速その才能の片鱗を覗かせると、母国のメジャーでは見事なパフォーマンスを披露し、「全米オープン」では4位タイ、「全米プロゴルフ選手権」では15位タイに入る健闘を見せた。
その後、ケプカはスイスで開催された「オメガ・ヨーロピアン・マスターズ」で3位タイに入り、「アルフレッド・ダンヒル・リンクス選手権」を9位タイで終えると、件の「トルコ航空オープン」では「ライダーカップ」のスター選手であるイアン・ポールターを退けてヨーロピアンツアー初優勝を飾り、最終戦のドバイでは体調不良に見舞われた初日のラウンドからの復調を見せ、その後3日間をアンダーパーでラウンドして42位タイとして最優秀新人賞を確定させた。
「最優秀新人賞の受賞は僕にとって多くを意味します」とケプカ。「今年はとてもハードワークをしましたし、結果を眺めるのは楽しいですね。トルコでの勝利で1年を締め括れたのは、今年を特別なものにしましたし、優勝はこのツアーでプレーできるようになってからの目標でしたし、今年初頭からの目標でもありました」。
「2年前の自分を振り返ると、今の自分は特別な場所にいます。トルコで優勝し、最優秀新人賞を受賞できたのは素晴らしいですね」。
「プレーしたコースがどこにもない状況でこっちへ来て、チャレンジツアーで優勝し、昇格を果たしたのは信じられないことでした。そして今、ヨーロピアンツアーでも優勝できたのは特別なことであり、最優秀新人賞まで獲得できました。これまでそうそうたる面々が受賞してきた賞であり、特に昨年はピーター・ユーラインが受賞していますから、少なくともこの賞を我が家にキープできることになりましたね」。
ヨーロピアンツアー最高責任者のジョージ・オグレディ氏は、「ブルックスは我々のファイナルシリーズの大会の一つである『トルコ航空オープン』に優勝し、メジャーではトップ5入りを果たし、『レース・トゥ・ドバイ』をトップ10圏内で終えるなど、見事にヨーロピアンツアーでの初めてのフルシーズンをエンジョイしました」と述べた。
「この成績はどの選手にとっても素晴らしいシーズンといえますが、ヨーロピアンツアーでの初めてのフルシーズンでこれを達成したのは如何にも素晴らしいことです。先ずピーター・ユーラインが最優秀新人賞を受賞し、それに続いて親友のブルックスが同じ賞を獲得したというストーリーは非常に驚くべきことであり、いかにヨーロピアンツアーがグローバルであるかという事実を強調することでもあります」。
デイリーメール紙のゴルフ担当記者であり、ゴルフライター協会の会長でもあるデレク・ローレンソン氏は、「人々が友人による切磋琢磨の多大なる恩恵を口にするのも道理だね。彼の親友であるピーター・ユーラインがアメリカ人として初めてサー・ヘンリー・コットン最優秀新人賞に輝いたその12ヶ月後に、今度はその足跡を追うようにしてブルックスがこの権威ある賞の50人目の受賞者になったのだからね」と述べた。
「近年、我々はチャレンジツアーで成功を収めた選手たちがその後も成功を収める姿に見慣れてきたが、2013年にチャレンジツアー3勝を飾ったフロリダ出身でイケメンの24歳も、2014年は素晴らしいシーズンを送り、これで彼も成功を収めたチャレンジツアー出身者の仲間入りを果たしたというわけだよ」。
「勿論ハイライトは、今月初めの『トルコ航空オープン』での大願成就だ。最終日にイアン・ポールターが背後からチャージをかけている状況で緊張感を克服できるルーキーもそういないものだが、ケプカはそれを見事に遣り切り、今後間違いなく何勝もしてゆくであろうその第一歩を踏み出したのだ」。
「才能溢れる若きイングランド人のティレル・ハットンも祝福されるべき存在だ。彼は見事な成績を収めた『DPワールドツアー選手権』で、注目すべき若手の一人という評判を裏付けたわけだからね」。