未勝利の33歳がホージーを捕え首位に並ぶ
2014年 M2M ロシアンオープン
期間:07/24〜07/27 場所:未定(ロシア)
ホージーとホワイトフォードが首位に並んで最終日へ
ツェレエヴォゴルフ&ポロクラブで開催されている「M2Mロシアオープン」は、前半に素晴らしいパフォーマンスを披露したスコットランドのピーター・ホワイトフォードがデビッド・ホージーと首位を分け合う形で最終日を迎える展開となった。
何度か2位に入りながらも未だヨーロピアンツアー初優勝を目指すホワイトフォードは、陽光煌めく美しいモスクワの、出だしの6ホールで5バーディを奪い、3日目を「66」でラウンドして通算13アンダーまでスコアを伸ばした。
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7番でショートパットを外してボギーを叩いてしまった33歳のホワイトフォードだったが、続くパー5の8番ではバンカーショットを直接ホールインさせてイーグルを奪い、前半を6アンダーの「30」で折り返した。
「素晴らしいスタートだった」とホワイトフォード。「1番ではバンカーショットを直接入れ、3番でもチップインした。デイブ(ホージー)も同じホールでチップインしていたけど、僕が独占すべきだった栄光をいくらか持って行かれてしまったね」。
「好調なスタートを切ったのだけれど、バックナインではスコアを落とさないようしがみつくのに必死だった。正直、スイングの感触はさっぱりだったんだ」。
「明日、起きたらスイングが改善されているといいね。今日はつきにも恵まれていたんだ」。
「15番ではティショットを林に打ち込んでしまった。打ち下しで向かい風というトリッキーなショットで、ああいうのはいつだって心浮き立つものじゃないんだよ。でも、跳ね返ってフェアウェイに戻ってきたんだ」。
「運を使い果たしていなければいいけれど、あそこでは確実に幸運を一回分使っちゃったね」。
「今年は最高のシーズンを送れているわけじゃない。序盤は惨憺たるものだったからね。全く自信はないのだけれど、今日のフロントナインは大きく物を言ったね。それにデイブと僕と後続との間にちょっとした差があるのが嬉しいね。明日のフロントナインはマッチプレーみたいな展開になるだろうね」。
イングランドのホージーは1番と3番でバーディを奪い、出だしこそ2位との差を広げるも、猛チャージをかけるホワイトフォードのペースに着いて行くことができず、2打目をグリーン右のラフへ入れボギーを叩いた9番では、とうとう首位の座から転落してしまった。
それでも、後半に入って連続バーディを奪って盛り返したホージーは、ホワイトフォードが10番でボギーを叩いたこともあり、再び2打差の首位に返り咲くことに成功した。
しかしながら、13番でボギーを叩いたホージーは、チップショットをしくじった15番でもボギーを叩き、17番では両者共にロングホールの利を活かしてバーディ奪って一矢報いる形となり、ヨーロピアンツアー2勝のホージーは3日目を「70」でラウンドした。
「ピートはスタートから特急電車のように飛ばして行ったから、僕は自分のゴルフに徹するよう自分に言い聞かせるようにしたんだ」とホージー。
「今日は簡単なコンディションではなく、9番を終えた時点で、今日は5アンダーや6アンダーといったスコアは確実に望めないなと思っていた」。
「ただ、我慢して自分のゴルフをするよう言い聞かせていた。ピートの出来は気にすることがないようにね。8番でバーディを奪い損ね、9番でボギーを叩いてしまったのは残念だった。3アンダーで前半を折り返せていれば素敵だったからね。それでも、10番と11番でバーディを奪い、始めの2日間のペースに戻そうと心掛けたんだ」。
「バックナインもそのペースを完全に取り戻せたわけじゃなかったけれど、首位の座はキープしたし、明日はもっと良いゴルフができればいいね」。
3位タイには、3日目を今週のベストスコアとなる「64」でラウンドしたイタリアのアンドレア・パヴァン、スコットランドのスコット・ジェイミソン、そしてベルギー人ルーキーのトーマス・ピータースが通算9アンダーで続いている。
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