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初日はホージーが一躍首位へ

2014/07/25 09:05

ツェレエヴォゴルフ&ポロクラブで開催されている「M2Mロシアオープン」初日は、ノーボギーの「65」でラウンドしたデビッド・ホージーが後続に1打差の単独首位に立つ展開となった。

3年前にモロッコで、ヨーロピアンツアー通算2勝目を挙げたイングランドのホージーは、モスクワの素晴らしいコンディションの下、上がり4ホールで3つのバーディを奪うなど、この日は7つのバーディを奪い、スコアを7アンダーとして初日を終えた。

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ホージーと同組で回ったスコットランドのスコット・ジェイミソンとその同胞のピート・ホワイトフォードが1打差の2位につけており、さらにその1打後方には8人の選手が並んでいる。

その首位から2打差の5アンダーで並ぶ8人の集団は、もう一人のスコットランド人であるジャック・ドハティ、インドのガガンジート・ブラー、南アフリカのオリバー・ベッカーとルイス・デ・ジャガー、スウェーデンのリカルド・カールベリ、ドイツのマックス・キーファー、ベルギーのトーマス・ピータース、そしてオーストラリアのジャック・ウィルソンで形成される。

29歳のホージーは前半を終えた時点では2アンダーだったが、10番と13番でバーディを奪うと、終盤に猛然とスコアを伸ばした。特に17番と18番ではピンそば2メートル以内につける圧巻のショットを見せており、18番ではパットを決め損なったものの17番ではきっちりとバーディを奪っている。

「とてもソリッドだった」とホージー。「1番でバーディを奪い、その後は危なっかしいホールが続いて、何とかパーで凌ぎ、8番で3メートルのバーディパットを決めたんだ」。

「それ以降はミスもなく、もうちょっと良いスコアで回れたかもしれないくらいだった」。

「午後は少し風が出てきたけれど、ただバーディチャンスを作り出すことに集中するようにしていたよ」。

「ここ9ヶ月から10ヶ月ほどスイングの改良に取り組んでいるので、ちょっと安定性に欠けるところがあるんだ。良いときは良いのだけれど、不安定なので自信を失うこともある。まあ、変化をつけるというのはそういうものなのだろうけれどね」。

「歯車が噛み合い始め、俄然しっくりくるようになってきたから、これから安定して調子を上げて行くのが楽しみだよ」。

17番ではホージーよりもジェイミソンの方がバーディを奪えそうな状況にあったが、(パー5で)グリーンエッジから3打を要してしまった。もっとも、最終ホールでは逆にバーディを奪ってその差を1打に縮めることに成功している。

「今日は全てにおいてソリッドだった」とジェイミソン。「今日はきっちりフェアウェイに飛ばし、グリーンを沢山捉えたから多くのバーディチャンスを作り出すことができた」。

「2度ほどボギーを叩きそうになったけれど、リカバリーすることができた。パー5の17番では素晴らしいショットを2つ立て続けに打ちながらも、グリーン奥からバーディを奪うことができなかった。それだけに、最後はワンパットのバーディで締め括れて良かったね。あれでちょっと気分が良くなったよ」。

ジェイミソンの同胞のホワイトフォードは、初日のトップ3につけた選手の中では唯一初優勝を狙っている選手であり、8戦連続の予選落ちから調子を立て直したことに満足している。

「ここはフェアウェイが広いのがいいね。というのも、ここのところティショットに苦しんでいたから。でも今日は実のところ、ドライバーが凄く良い感じで打てたんだ」とホワイトフォード。「幾つか良いアイアンショットも打つことができ、チャンスをものにしたんだ」。

「今年のプレーからいくと、何であれアンダーパーであれば良いスコアだから、6アンダーは嬉しいね」。

「凄い自信が漲っているというわけではないけれど、こういう感じで毎日プレーしようと心掛け、徐々に良くなって行けば僕は大丈夫だと思うんだ。1週間半後に結婚が控えているので、ここでちょっとポケットマネーを稼いでおかないとね」。

昨年の「スペインオープン」ではツアー記録タイの9ホールにわたるプレーオフの末にラファエル・ジャクリンに敗れはしたものの、ルーキーイヤーで輝きを見せたキーファーも、初日は終盤に力強いプレーを見せた。24歳の彼は「32」で回った後半に4つのバーディを奪っている。

「ここは面白いコースなので、ラウンドを楽しめたよ」とキーファー。

「地面が柔らかかったので思ったよりもコースが長く感じられましたが、同時にそれはピンを狙って行けるということでもありますからね。今日は沢山チャンスを作り出すことができました」。

「全てが上手く行っていると感じることはそうそうあることではないのですが、今日はまさにそういう一日でした」。

「まだ大会は始まったばかりですが、良いスタートが切れましたね。そこまで有力選手が多く出場していないので、今週はいつもより期待値は高めですが、良いプレーを継続して行かなければなりませんし、1打1打を大事にしないといけないですね」。

Qスクール上がりの22歳のピータースは6バーディ、1ボギーと、キーファー同様に柔らかいコースコンディションを楽しんだようだ。

「今日はドライバーが申し分なかったですね」とピータース。彼もキーファーと同じように、これまでヨーロピアンツアーでの最高成績をミゲル・アンヘル・ヒメネスに次ぐ2位に入った今季の「スペインオープン」で挙げている。

「最近、ドライバーには苦労していたので、新しいコーチと共に取り組み、幾つか変更点を加えたところでした」。

「コースは素晴らしいですね。フェアウェイはこの上ないコンディションですし、グリーンも良く転がります」。

「毎週勝つチャンスや良い成績を挙げるチャンスはあるわけですが、今週はその中でも一番のチャンスかもしれません」。

カールベリもノーボギーで初日のラウンドを終えた選手の一人であり、27歳の彼にとってはイーグルを奪った15番がこの日のハイライトとなった。

「幾つかの良いパーセーブがあって、その後に15番で素晴らしいイーグルパットを決め、それでリーダーボードを駆け上がることができ、最後の数ホールへ向け勢いをつけることもできたんだ」とカールベリ。

「17番ではバーディを奪ったけれど、18番でバーディを奪えなかったのはアンラッキーだった。カップの縁に嫌われてしまったんだ」。

良くないかたちで2014年シーズンをスタートさせたウィルソンは、現在チャレンジツアーで169位に沈んでいるが、バンカーから放った2つの素晴らしいショットが幸運の訪れる転機になればと願っている。

「今日はバンカーショットの調子が良かったですね。バンカーから直接ホールインしたのが2回ありましたし、最終ホールでは良い感じでバンカーからパーセーブしました」と、豪州ツアーを制したウィルソン。

「運も味方につけました。14番では、普通であれば入りっこないグリーン脇からのショットを直接叩き込みました。それでも、良いショットは沢山打てていましたし、それに加え幾つか上手い具合にホールインしたのが良かったですね」。

地元で行われた2011年のチャレンジツアーの大会で勝利し、昨年の「アバンサマスターズ」では2位に入っているブラーは、ティショットからグリーン上でのプレーに満足している。

「今日は良いショットが打てた」とブラー。「今日はパーオンが15ホールあり、多くのチャンスを作り出すことができた。ピンに絡むショットが打てたので、スクランブルする必要もなかったし、バーディは大体3、4メートルのパットだったね」。

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