2014年 ツワネオープン
期間:02/27〜03/02 場所:コッパーリーフG&C(南アフリカ)
フィッシャーがツワネオープンを制覇
2014/03/03 09:32
「ツワネオープン」最終日は猛烈な追い上げを見せたマイケル・ホーイを尻目に、最終的には3打差でロス・フィッシャーが優勝を遂げた。
フィッシャーの5打差で幕を開けた最終日は、11ホールを終えた時点でホーイがその差を1打まで縮めた。しかし、ホーイは12番ホールの第2打を池に落としてしまい、このホールをダブルボギーとした。
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するとフィッシャーはパー5の15番で4.5メートルのイーグルパットを沈め、追撃する後続の望みを断ち切り、「70」で最終日をラウンドして5度目のヨーロピアンツアー制覇を果たした。
通算20アンダーで大会を制したフィッシャーの後ろには、3打差でホーイと南アフリカのダニー・ヴァン・トンダーが、更にその1打後方にはQスクールの勝者であるスペインのカルロス・デル・モラルが続いた。
「遂にこの一線を越えることができて感激しているよ」とフィッシャー。
「天候が気になったし、マイク(マイケル・ホーイ)の素晴らしい追い上げもあって、今日は僕にとって試練の一日だった」。
「今日は60台で回るのを目標にしていたのだけれど、もう少しで達成できるところだったね。最後はちょっとした災難に遭ったけれど、こうしてチャンピオンとして君たちの前で話すことができて嬉しいよ」。
フィッシャーは15番でのイーグルがその後の緊張感を和らげたことを認めた。
「(15番ホールは)僕にとって今週はずっと良いホールだった」とフィッシャーは語った。
「あそこでは2回イーグルを奪ったけれど、あのパットは大きかったね」。
「2打差の首位に立っていたのは分かっていた。そして、あそこで良いショットを打ってイーグルのチャンスにつけ、あのパットが入った。あれで3ホールを残して4打差になったと思うけれど、残りを楽にプレーできるようになったね」。
「その残りの何ホールかではちょっとしたぐらつきもあったけれど、16番と17番では良いパーセーブができた」。
「69で上がれたら良かったけれど、残念ながら最後はパーとすることができなかった。でも文句は言わないよ」。
センチュリオンでの最終ラウンドが始まるや否や、ホーイはフィッシャーの築き上げた5打のリードを瞬く間に削り取った。
33歳のフィッシャーは出だしの1番ホールで見事な第2打からバーディを奪うもショートホールの3番でボギーを叩いてスコアを戻した。
ホーイも同様に1番で3メートルのバーディパットを沈めると、パー5の4番では3番ウッドで放った2打目のショットがピンそば4.5メートルに寄り、ヨーロピアンツアー5勝のホーイはこれを難なく沈めた。
7番で6メートルのバーディパットを沈めたフィッシャーは、同じホールでその半分の長さのバーディパットを決め損ねたホーイとの差を3打に広げた。
しかしながら、続くパー5の8番ではホーイが2オンに成功してバーディを奪ったのに対し、3打目のチップショットをピンの手前6メートルに乗せたフィッシャーがこのホールをパーとした為、再度その差は縮まった。
そして11番では9メートルのバーディパットを決めたホーイが1打差まで詰め寄るも、続く12番では形勢が世界82位のフィッシャーへ傾いた。ホーイはフェアウェイの真ん中から放った第2打をグリーンに隣接する湖へと落としてしまい、このホールで6打叩いたのである。
最終的にホーイは最終日を「68」でラウンド。一方、通算17アンダーでホーイと並んで2位タイで大会を終えたヴァン・トンダーはノーボギーの「66」で最終日をラウンドした。
「12番では2打目で集中力を欠いてしまい、大きな代償を払うことになった」とホーイ。彼はこれまでトップ10入りした大会の半分で優勝を飾っている。「それ以外は大した過ちはなかったけれど、ゴルフは紙一重だからね」。
「ロスは今週最もソリッドな選手だったし、僕は一貫した安定感が保てたので満足している。今週はすごく安定していたからね」。
「上位に食い込んで勝たないのはいいことだね。それが馬鹿げて聞こえるのは分かるけれど、僕は勝つ時はただ勝ってしまうんだよ。僕にとって勝たずにトップ3入りするのはスタートとしては上々なのさ」。