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2013年 WGC HSBCチャンピオンズ
期間:10/31〜11/03 場所:シャーシャンインターナショナルGC

マキロイ、威風堂々 最高の状態を取り戻す

ロリー・マキロイは「WGC HSBCチャンピオンズ」初日を2打差のトップで終え、元世界ナンバーワンがシェーシャン・インターナショナルにおける事前予想の信憑性を裏付ける格好となった。

2012年シーズンは8打差で優勝した自身2度目のメジャー制覇(全米プロゴルフ選手権)を含む5勝を挙げ、大西洋を挟んだ欧州と米国の両側で賞金王となったマキロイだったが、今年はまだ一度も勝利の美酒を味わっていない。

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その結果、公式世界ランキングでは1位から6位まで順位を落とし、レース・トゥ・ドバイで現在62位のマキロイは今週の大会で順位を60位以上に上げることができなければ、11月開催の「DPワールドツアー選手権 ドバイ」への出場資格を得ることができない。

マキロイと現在60位のガース・ムルロイとの差は4,000ユーロ弱といったところだが、ここで勝利を挙げて、安全圏へと達したいところだ。

優勝賞金1,012,145ユーロの今大会で優勝すれば全てが上手くいくことはもちろん、月曜にミッションヒルズで行われた18ホールのエキシビジョンマッチにおいて1打差でタイガー・ウッズを下して自信に満ち溢れているマキロイは、ドバイへの出場権を失うことよりも、上海での勝利の方がより現実味があることを主張した。

そして、初日を「65」の7アンダーとしたマキロイは、2位のジェイミー・ドナルドソンと先週の「BMWマスターズ」優勝者のゴンサロ・フェルナンデスカスタノに2打差をつけることにより、その言葉が独りよがりでないことを証明した。「全米オープン」覇者のジャスティン・ローズほか、バッバ・ワトソンジョーダン・スピース、そしてトミー・フリートウッドは、さらに後方の4アンダーで初日を終えた。

「昨日ここに来て、僕がどれだけこのコースを好きか、このコースがどれだけ僕のやりやすい様にセッティングされているかという話をしていたんです」とマキロイ。「ここでのプレーは非常に気持ち良かったですし、ボールもしっかりとコントロールできました。たくさんバーディチャンスも作り出しました」。

「非常に良いスタートが切れました。まだたった1ラウンドしか終えていないのは分かっていますが、こういう形で大会をスタートさせたいと望んでいました。もちろん、ドバイでプレーしたいという思いもありますし、今季初優勝を飾りたいとも思っています」。

「本当に気分が良かったです。いくつか下りのパットを外しましたが、後半はうまく決めることができたので良かったですね」。

「今シーズンは我慢強くプレーをしてきました。きちんと正しい練習を積んでいることは分かっていましたし、そうしていれば遅かれ早かれ、事は上手く運ぶようになると思っていました」。

「確かに成功を収めたここ数シーズンと同じような結果が残せないこにと苛立ちを覚えます。本当にイライラした事もありました。今シーズンは優勝を目指して戦うという意味合いにおいては、私自身落ち着きがなかったわけではありません。というのも、優勝を実現するには、辛抱強く戦い、自分自身にその目標を強制させないようにするのが一番だと思っていましたから」。

スタートホールの10番でバーディを奪ったマキロイは、11番でボギーを叩いたものの、その後は12番、14番、16番でバーディを奪った。

パー3の17番での長いバーディパットは僅かにショートしたが、パー5の18番では4フィートのバーディパットを正確に決め、前半を「32」で折り返した。続く1番ホールでもバーディを奪った元世界ランク1位のマキロイは5アンダーでトップに並んだ。

マキロイはパー5の2番ホールでバーディを奪って即座に単独トップに立つと、3番ホールでは6フィートのパットを外して差を広げ損なったが、次のホールで同じ長さのパーパットをしっかりと決めボギーを逃れた。

全英王者のフィル・ミケルソンは、短いパー4の7番ホールでドライバーショットをグリーン側に寄せると、専売特許とも言えるピッチショットでピンそば3フィートへ寄せバーディを奪い、一時は6アンダーでトップのマキロイに並んだ。

しかし、その一組前でラウンドしていたマキロイは、パー5の8番ホールで7フィートのパット決めてバーディを奪い、7アンダーで再び単独首位に立った一方・・・その直後に同じホールでミケルソンは9打叩き、そこまでの良いラウンドをふいにしてしまった。

ピン手前に落とした3打目がバックスピンで戻り、グリーン手間の池へと転がり落ちてしまったミケルソンは、ペナルティを課した後のドロップゾーンからの5打目もバックスピンがかかり過ぎ、同じハザードへ入れてしまった。

ようやく7打目でグリーンに乗せたレフティは2パットでホールアウトしたが、9番ホールでもアプローチショットをグリーン右側の池に入れてしまったことにより、彼の悲劇はより一層酷いものとなった。

そこでボギーを叩いたミケルソンは初日を「71」とし1アンダーで終えた。

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