今季最終戦の遼、来シーズンもPGA参戦へ
心の故郷に帰って喜び溢れるカイマー
「世界一好きなゴルフコース」に戻って大喜びのマーティン・カイマー(ドイツ)は、アルフレッド・ダンヒル選手権での2度目のタイトルに挑戦する。
2010年にこの大会を優勝し、同シーズン4勝目を挙げたカイマーは、輝かしいシーズンを送り、最後は「レース・トゥ・ドバイ」で優勝した。そして、彼はいつもセント・アンドリュースに戻ってくることを楽しみにしている。この大会はセント・アンドリュース、キングスバーンズとカーヌスティの3つのコースにてプロアマ形式で競技が行われる。
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いつも通り、彼が一緒に組むアマチュアは父がキャディを務める弟のフィリップ。そして28歳の彼は、いつもとは違う雰囲気のこの大会を楽しみにしている。
「娯楽性があり、楽しめる大会だから良いですね」とヨーロピアンツアー10勝を誇るカイマーは語った。「特に私の場合よく知っている人と組んでプレーできますから。毎回楽しんでいます」
「フィリップと組むのは楽しみです。彼も楽しみにしています。彼のハンディキャップは1なのでチームコンペは勝てそうにありません。何しろ日曜日に優勝するプロより上のスコアを出さなくてはならないという事になりますから」
「我々三人が一緒に時間を過ごす事自体が大切なのです。それにこの大会に出場するだけで幸せです。セント・アンドリュースは世界一好きなコースです。しかも、スコットランドの人々はゴルフが分かっている。ゴルフのスポーツマンシップを含む全てを理解している。ここでプレーするのは実に楽しい」
今季のカイマーは、普段の調子にも及ばず、絶頂期の2010年度とは比べるまでもない。彼自身、今季の自己評価は「悪い」としている。それでも何とか良い部分を作り出そうとしている。
「2010年は特別でした。出場した全ての大会で優勝を狙っていましたし、トップ10フィニッシュなんていう目標は眼中にありませんでした」と彼は述べた。
「でも波に乗り続けるのは難しい。一年でメジャーを含む大会を4つも勝ってしまうと、その調子を保つのはかなり厳しいんです」
「みんなは気を使って、私の今シーズンの成績を平均的だと言います。でも決して良いシーズンとは言えませんでした。それが私の正直な気持ちです。でも、学ぶ事はたくさんありました。他の人には分からないかもしれませんが、少なくとも私自身にとっては、それでもとても良いシーズンだったのです。恐らく、ゴルフコースの外では最高のシーズンでした」
「全てオーケーです。良いゴルフがプレーできる日が来るのもそう遠くない気がします」