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ギャラハー、上昇気流に乗る

2日前に彼自身の欧州ツアー最高のスコアを出したステファン・ギャラハー(スコットランド)だったが、3日目はさらにそれを上回る出来だった。

最終18番ホールで残り約40ヤードのバンカーショットをそのまま沈めイーグルを奪い、38歳のギャラハーは2位のリチャード・スターン(南アフリカ)に3打差の首位で最終日を迎えることになった。

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「ライダーカップ」で以前キャプテンを務めたバーナードの甥である彼は、欧州ツアーを400戦して優勝は9年前のセントアンドリュースの1回のみ。

彼は昨年のこの大会をリー・ウェストウッド(イングランド)と共に2位タイで終え、優勝まであと一歩と迫った。

トービヨン・オルセン(デンマーク)は1位と3打差につけ、トミー・フリートウッド(イングランド)、ジーブ・ミルカ・シン(インド)、そしてフェリペ・アギュラー(チリ)がそこから更に2打差の位置につけている。

ギャラハーは2つのイーグルを奪ったが、そのうちのひとつ、13番(パー5)はあわやアルバトロスという出来だった。最高のドライバーを放った彼は2打目を8番アイアンで打ち、ボールをピンフラッグに当て、ピンまで4フィート弱につけた。

それまでに6バーディを奪っている彼はこのパットも難なく沈めた。

かつてのスコットランド、そしてヨーロッパのアマチュアチャンピオンである彼が、ウイルス性サルコイドーシスによる両肺と関節の疾患により、Qスクールに戻らなければならなかったのはたった4年前のことだ。

しかし彼はそれを乗り越え、そして勝利を目指し復活の構えを見せている。仮に彼が勝利すれば、現在111位の世界ランキングは一気に60位以内まで押し上がるだろう。

そしてそれは今月末のアリゾナでの「WGCアクセンチュマッチプレー選手権」のデビュー、また世界ランキング50位に入れば「マスターズ」が開催されるオーガスタへの切符も確実なものとする。

ギャラハーは今大会17個のバーディと4つのイーグルを奪っているが、4つのボギーも記録している。その中にはヤシの木に引っ掛かったボールをキャディが梯子を上って探す場面もあった。

21アンダーとした最終ホールのバンカーショットについて彼は「打った瞬間、かなり寄るか入るかと思った」と語った。

「いまとても興奮している。明日がとても楽しみだよ。このコースは休みの日に家族で来るほど僕にとっては馴染の深いコースなんだ」。

「先週のカタールでは苦戦したよ。ドライバーも壊してしまった。でもこの新しいドライバーではより確実にフェアウェイをとらえているし、パットの調子もいいよ」。

初日を「62」で回り、2日目までを1位で終えたリチャード・スターン(南アフリカ)は3日目を「66」で回り順位をひとつ下げた。

スタートホールをボギーとしたスターンだったが、終わり12ホールで得た6バーディを含む、トータル7バーディを奪い、満足のいく結果で最終日の逆転を目指す。

2週間前のアブダビで2位タイだったオルセン(デンマーク)は3日目を「67」で回った。「69」で回ったフリートウッド(イングランド)は、バンカーに入れ、そこから更に3パットを叩いてしまった6番ホールのダブルボギーのダメージを、上がり2ホールのバーディで和らげる形で3日目を終えた。

この大会3度の2位を記録しているウェストウッド(イングランド)は3日目を「66」で回り、順位を一気に9位まで上げた。しかし6打差だったトップとの差は9打差まで広がっている。

今週、肩を故障しているセルヒオ・ガルシア(スペイン)は「71」で回り、順位を8位から19位タイに下げている。

ギャラハーと同じスコットランドのクリス・ドークは最初の42ホールを11バーディ、ノーボギーとしていたが、7番ホール(パー3)で池につかまり5打叩いて、順位を10位タイに下げている。

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