悔しさ胸に練習場へ 渋野日向子は「本当にくだらないゴルフをした」
2022年 DSオートモビルズ イタリアオープン
期間:09/15〜09/18 場所:マルコ・シモーネGC(イタリア)
マッキンタイアがフィッツパトリックを撃破
ロバート・マッキンタイアがプレーオフで「全米オープン」王者のマシュー・フィッツパトリックを退け、2022年「DSオートモービルズイタリアオープン」を制覇した。来年の「ライダーカップ」開催コースでマッチプレーでの強さを誇示した。
スコットランド出身のマッキンタイアは、日曜に10バーディ、3ボギーと圧巻の「64」をマークして、第3ラウンド終了時点のリーダーだったフィッツパトリックとのプレーオフに持ち込み、1ホール目でバーディを奪ってDPワールドツアー2勝目を挙げた。
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バックナインではいくつかの紆余曲折があり、マルコシモーネG&CCでの午後は、首位が入れ替わるスリリングな展開となった。マッキンタイアは首位と3打差でこの日をスタートし、フロントナインを6バーディ、ノーボギーの「29」でラウンド。ところがハーフターン直後にあった2打のリードはその後、失われることに。バックナイン最初の7ホールを3バーディ、3ボギー。フィッツパトリックが出だしから10ホール連続パーの流れを11番からバーディ、イーグルとして接戦になった。
その後、フィッツパトリックは16番でバーディを奪って単独首位に抜けだしたが、次のホールでボギーを叩き後退。一方、マッキンタイアは最終ホールでバーディを奪い、14アンダーで単独首位に立った。
フランスのビクトル・ペレスがマッキンタイアに並ぶチャンスを手にしていたが、最終ホールで6フィート(約1.8メートル)のバーディパットを外して、リーダーに並ぶ可能性を残すのはフィッツパトリックのみとなった。彼は18番でバーディを奪うことで、まさにそれをやり遂げ、勝負をプレーオフに持ち越した。
プレーオフ1ホール目でフェアウェイを外したフィッツパトリックは、このホールをパーとしたのに対し、マッキンタイアはバーディを奪ってトロフィーを手にした。フィッツパトリックは最終ラウンドで1イーグル、3バーディ、1ボギーの「67」をマークし、通算14アンダーとし、1打差の3位にはペレスが入った。
その1打後ろの4位にはロリー・マキロイが入り、通算11アンダーの5位タイにはアーロン・ライとルーカス・ハーバートが入った。
フィッツパトリックは落ち着いて最終ホールでバーディを奪ったが、プレーオフで唯一となったエクストラホールでマッキンタイアの近距離からのバーディに対抗することはできなかった。この勝利に心を躍らせたマッキンタイアは、来年に「ライダーカップ」欧州代表の一員としてこの地へ戻って来たいと抱負を述べた。
「それが僕の主な目標。来年はそれが唯一の目標だね。週の初めは、この大会で優勝できるとは思っていなかった。ゴルフコースの特徴や、ここでのプレーの仕方からね」
「でも、僕らは火曜と水曜に、いくつかのことに取り組み、今週はボールをかなりコントロールできると感じていた。ウェッジ、ロングアイアン、そして先週からバッグに入れているハイブリッドも、かなり良い感じだった」
「これは全てを意味する。2、3カ月前の僕はどん底だった。自分のしていることが分からなかったし、どこへ向かっているのかも分からなかった。でも、僕らはサイモン・シャンクスと一緒に取り組み始めるなど、然るべき人々と話をした。そして、最後の3ホールでは、2つ完ぺきなショットを打てた。かなりのハードワークを積んだ結果なんだ」