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2022年 BMW PGA選手権
期間:09/08〜09/11 場所:ウェントワースC(イングランド)

ノーボギーで旗艦大会を制したシェーン・ローリー「世界で一番、ハッピーな男」

シェーン・ローリー(アイルランド)がジョン・ラーム(スペイン)とロリー・マキロイ(北アイルランド)に競り勝って「BMW PGA選手権」を制覇。ロレックスシリーズ2勝目を挙げた。

見どころは終盤に凝縮されたドラマチックな展開だった。最終ホールでバーディを奪ったローリーがそれまで頂点にいたクラブハウスリーダーのラームを抜き去った。後ろの組でラウンドするマキロイには首位に並ぶイーグルパットの好機が訪れており、ローリーは気を揉みながらパットを待たなければならなかった。

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結局、約7mのイーグルパットは入らず、ローリーが優勝した。これまでウェントワースで素晴らしい成績を残しており、この大会ではこれまで9回にわたってトップ20入りをしていた。そして、この日曜もローリーと同コースとの蜜月関係は続き、1イーグル5バーディの「65」をマークし、通算17アンダーとして、自らを「今、世界で一番、ハッピーな男」と宣言した。

ローリーは出だし3ホールをパーとすると、4番で約3mのイーグルパットを決めて12アンダーとジャンプアップ。さらに7番と8番で連続バーディを奪うと、パー3の10番でもバーディを奪って15アンダーとし、16アンダーでクラブハウスリーダーのラームに1打差まで肉薄した。

イーグルを奪えば単独首位に躍り出る状況でパー5の12番を迎えると、バンカーからの第3打がカップからわずかのところで止まり、このホールをバーディとする。2019年「全英オープン」王者はその後、続く5ホールを“我慢のゴルフ”でパーとし、18番でイーグルトライの好機を作り出す。

「この大会で勝つことができて、とてもうれしい。僕はこの大会が大好きだし、このコースを愛している」とローリー。「この場所、この地域に来るのが大好きだし、ここの全てを愛している。今年、ここで優勝することができて、とてもハッピーだ。自分では素晴らしい一年だったと感じていたけれど、勝たなければ素晴らしい一年にはならない。そして、この勝利は自分にとって、重要な最後の締めくくりになったと感じている」

「とにかく、とてもハッピー。正直、言葉では、今僕がどれくらいハッピーかを表すことはできない。これが自分にとってどれだけ大きな意味を持っていて、僕がどれだけこのツアーを愛し、この大会を愛しているかということをね。僕は今、世界で一番ハッピーな男だ」

「今朝、コーチに“自分の思うがままにゴルフをプレーしなければ”と言ったんだ。僕は人生で最高のゴルフをプレーしている。思うがままにプレーする必要があり、僕はそれをやったんだ」

大会は木曜にエリザベス英女王が他界したことを受け、金曜のラウンドが中止となり、54ホールに短縮された。そのなかで一度もボギーをたたかずに締めくくった。

ラームとマキロイは、首位と1打差の通算16アンダーで2位の座を分け合い、その1打後方にはテーラー・グーチが入った。

通算14アンダーの5位タイにはトーマス・デトリー(ベルギー)、ビクトル・ホブラン(ノルウェー)、ソレン・ケルドセン(デンマーク)、そして、パトリック・リードが入り、その1打後方にはラファ・カブレラベロー(スペイン)、ディフェンディングチャンピオンのビリー・ホーシェルフランチェスコ・モリナリ(イタリア)、そしてマチュー・パボン(フランス)が続いた。

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