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2022年 D+D レアル チェコマスターズ
期間:08/18〜08/21 場所:アルバトロスゴルフリゾート(チェコ)
「D+Dレアルチェコマスターズ」で知っておくべき5つのこと
DPワールドツアーがチェコ・アルバトロスゴルフリゾートを再訪する今週は、欧州本土3連戦の初戦となる「D+Dレアルチェコマスターズ」が開催される。同大会について知っておくべき5つのポイントは次の通り。
防衛戦に臨むヴィーアマン
ジョハネス・ヴィーアマンは、2021年シーズンにDPワールドツアー初優勝を遂げた14人の1人だった。この米国人選手は、アルバトロスGRでの最終日に6バーディ、2ボギーの「68」をマークし、同胞のショーン・クロッカーとフィンランドのタピオ・プルッカネンに2打差をつけて優勝した。今年初めに父親となった30歳は、今季まだ一度もトップ10入りを果たしていないが、今月の「カズーオープン」で2022年シーズン5度目のトップ20入りを果たしている。今週優勝すれば、「D+Dレアルチェコマスターズ」では大会史上初のタイトル防衛となる。
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初優勝者の地
2014年の第1回大会以降、7回開催されているこの大会では、5人がプラハ近郊にあるアルバトロスGRでツアー初優勝を遂げている。ベルギーのトーマス・ピータースは、2015年大会でツアー初優勝を飾ると、翌年は2位に入り、2019年に大会2勝目を挙げている。この他、2016年大会を制した米国のポール・ピーターソン、2017年に勝利した南アフリカのヘイドン・ポルテウス、その翌年に優勝したイタリアのアンドレ・パバン、そしてディフェンディングチャンピオンのヴィーアマンがこの大会でツアー初優勝を果たしている。
DPワールドツアーポイントの上積みを目論むピータース
大会2勝のトーマス・ピータースは、多くの懐かしい思い出とともに、アルバトロスGRを再訪する。現在、DPワールドツアーランキングで6位につけており、今週優勝すると最高2位まで順位を上げることができる。世界ゴルフランキング35位にランクインするベルギー人選手は、今年15試合に出場し、予選落ちはわずか3回。最後の予選落ちは4月の「マスターズ」だった。今季、ピータースはプレーヤーズブログで、休み明けに良いパフォーマンスを発揮できる傾向にあると綴っているが、1カ月前の「全英オープン」以来、プレーしていない。「ロレックスシリーズ」王者でもある30歳が今週、タイトル争いに絡んだとしても、それは驚きにあたらない。
チェコゴルフを支援
広告代理店のレルモストは、冠スポンサーでペトル・デュデクが所有するD+Dレアルとともに、2014年の第1回大会から運営に携わってきた。また、チェコではチャレンジツアーの2大会が開催されており、このうちの1つである「D+Dレアルチェコチャレンジ」は、6月に10周年を迎えた。チャレンジツアー2勝のオンドジェイ・リーザーはチェコ人選手の中で最も世界ゴルフランキングの高い選手であり、今週のフィールドに名を連ねる地元勢の1人である。
開催コース
ゴルフコース設計家のキース・プレストンが設計したアルバトロスGRのパークランド型チャンピオンシップコースは2009年に開場し、2014年の第1回大会以降、毎年「D+Dレアルチェコマスターズ」の舞台になってきた。全長6829ydの同コースは、興味深いホールの組み合わせで構成されており、パー5は4ホール、パー4は10ホール、そしてパー3は4ホールとなっている。ショートホールのうち3ホールは200yd超となっており、アウト、インともに出だしはパー5となっている。パー4の18番ホールは、フェアウェイからグリーンにかけて、ホールの左側が池で守られている。これまでの7大会の優勝スコアの最大は2017年の通算13アンダー、最少は昨年の通算22アンダーとなっている。