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「WGCデルテクノロジーズ・マッチプレー」で知っておくべき5つのこと

今週、DPワールドツアーは2022年「WGCデルテクノロジーズ・マッチプレー」が開催されるオースティンCCに戻ることになる。同大会で知っておくべき5つの重要事項は次の通り。

ホーシェルの防衛戦

昨年の「WGCデルテクノロジーズ・マッチプレー」では、ガッツ溢れる忍耐強いパフォーマンスを見せたビリー・ホーシェルが、決勝でスコッティ・シェフラーを2&1で下し、世界ゴルフ選手権初制覇を遂げた。

この米国人選手は、グループマッチでJ.T.ポストンに敗れつつも、マックス・ホマコリン・モリカワを下して決勝トーナメントへと駒を進めると、ベスト16以降はケビン・ストリールマントミー・フリートウッド、そしてビクトル・ペレスを撃破し、シェフラーとの決勝へと駒を進めた。

この大会後、35歳は同年の「BMW PGA選手権」を制覇して「ロレックスシリーズ」王者となると、2021年の年間ランキングをモリカワに次ぐ2位で終えた。

今週タイトル防衛に臨むホーシェルは、タイガー・ウッズ(3回)、そしてジェイソン・デイ(2回)に続く大会史上3人目の複数回制覇を目指してプレーする。

世界ナンバーワンを巡る争い

世界のトップ69から64人の選手が参加する今週は、公式世界ゴルフランキングでトップ5につけるジョン・ラーム、モリカワ、ビクトル・ホブランパトリック・カントレー、そしてスコッティ・シェフラーが揃い踏みする。

世界ゴルフランキングの頂点には、2021年7月以降、ラームが君臨し続けているが、今週のオースティンでは、大会後に新しい世界ナンバーワンが誕生する可能性がある。

現在、世界ランク2位につける現DPワールドツアー王者のモリカワ、そして同3位につけるホブランには、スペイン人選手を頂点から引きずり下ろし、自身初となるナンバーワンの座を手に入れるチャンスがある。

しかし、そのチャンスを手にしているのは彼らだけではない。同じく「ライダーカップ」出場選手であり、ともに今年すでに米PGAツアーで2勝を挙げているカントレーとシェフラーにも、初の世界ナンバーワン奪取の可能性がある。

大会方式

「WGCデルテクノロジーズ・マッチプレー」は5日間にわたって開催される。64人のフィールドは各組4人の16グループに分けられ、最初の3日はマッチプレー形式でラウンドロビン(グループリーグ)が行われる。そして、各組の首位がノックアウトステージのベスト16へと駒を進める(グループ内で勝敗が並んだ場合は、サドンデス方式のプレーオフで勝者を決定)。

ベスト16と準々決勝は土曜に行われ、準決勝と決勝は日曜に行われる。

開催コース

「WGCデルテクノロジーズ・マッチプレー」は、2016年以降、オースティンCCで開催されている。

全長7108ydのコースはエキサイティングなホールの組み合わせで構成されており、これには場合によっては1オン可能となるパー4の13番(350yd)、さらにはともに2オン可能な短いパー5となっている512ydの5番と527ydの最終18番も含まれ、接戦の中でドラマチックな幕切れの演出を約束している。

ピート・ダイ設計の同コースは、前後半の9ホールがそれぞれ違った風合いを持っており、フロントナインはテキサスの田園地帯を、バックナインはオースティン湖をフィーチャーしたデザインとなっている。

この大会の過去の開催コースには、ラ・コスタR&S(1999~2000年、2002~2006年)、メトロポリタンGC(2001年)、ザ・ギャラリー・アット・ダブマウンテン(2007~2008年、2013~2014年)、リッツカールトンGC(2009~2012年)、そしてTPCハーディングパーク(2015年)が名を連ねている。

メジャー出場権を巡る争い

オーガスタナショナルGCで開催される「マスターズ」まで残り数週間となったが、まだ同大会の出場権を手にしていない何人かの選手は、今週の大会を好機に変えようと目論んでいる。

「マスターズ」前週に発表される公式世界ゴルフランキングでトップ50に入った選手たちが、4月の歴史的な大会に出場する権利を得ることになる。今週開催される「WGCデルテクノロジーズ・マッチプレー」と「コマーシャルバンクカタールマスターズ」のフィールドでその当落線上にいる選手たちにとって、それぞれの大会で好結果を残すことができれば、それは今年のメジャー初戦でのプレー機会を得る上で、大きなインパクトとなる。

今週のオースティンのフィールドでは、アレックス・ノレン(56位)、リチャード・ブランド(60位)、そしてイアン・ポールター(67位)が圏外につけており、この大会での好パフォーマンスを必要としている。一方、アイルランドのシーマス・パワーは、待ちに待ったオーガスタデビューへ向け、現在のトップ50圏内(48位)の地位を確固たるものにするべく、今週の大会に臨む。

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