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「松山さんがキャディを…」金谷拓実はフロリダ合宿から連戦、マスターズへ

◇世界選手権シリーズ◇WGCデルテクノロジーズ・マッチプレー 事前情報(22日)◇オースティンCC(テキサス州)◇7108yd(パー71)

今月初旬の「アーノルド・パーマー招待」を終え、金谷拓実は2週のオフをそのまま開催地のフロリダ州オーランドで過ごした。集中合宿で「いろんな人に助けていただいた」という中には、同じ東北福祉大OBの松山英樹もいた。

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首から肩甲骨にかけての痛みにより、2週前の「ザ・プレーヤーズ選手権」を棄権した松山は、当地に構える自宅で静養中。金谷は「家でご飯を食べさせてもらって、練習も。なにからなにまで」とサポートを受けた。早藤将太キャディが相手になってくれた練習ラウンドでは、「(故障中の)松山さんが18ホール、ずっとキャディをしてくれて。カートを運転して、ボールを拭いて、教えてもらいました」

練習中、「風が強かったり、毎日違う条件下で、気づかないうちにボールや重心の位置、構えがズレてくる。終わった後に確認を」とアドバイスをもらった。近くのゴルフショップを訪れ、足元に置いてボール位置とスタンス幅を確認する練習器具をさっそく購入。貴重な時間を得られたのも、海外遠征を続けていればこそだ。

休養中の先輩が欠場した今大会に、金谷は初出場する。3月13日付の世界ランキング上位64人の資格獲得ラインをクリアし、日本勢でただひとりフィールドに入った。コロラド川に面したオースティンCC。「地面が結構、硬くて風が吹くと松山さんにも言われてきた」という情報も頭に入れて、開幕3日前から当地で練習を重ねた。

マッチプレー形式での個人戦は2015年に優勝した「日本アマ」、19年の「全米アマ」以来、プロ転向してからは初めて。総当たり戦のグループリーグでぶつかるザンダー・シャウフェレトニー・フィナウルーカス・ハーバート(オーストラリア)はいずれもPGAツアーのタイトルを持つトッププレーヤーたちだ。

週末の決勝トーナメントに進むのは、グループでもっとも勝ち点(勝ち=1pt、引き分け=0.5pt)を積み上げた1人だけ。「みんな強い選手だけど、自分らしいプレーをして、“一発勝負”で勝ちたい」と胸を借りながら、勝機をうかがう。

次週の「バレロテキサスオープン」(テキサス州TPCサンアントニオ)への出場も決まり、連戦をこなしてメジャー初戦「マスターズ」(ジョージア州オーガスタナショナルGC)に乗り込む。「試合に出られるチャンスがもらえるのがうれしい。つかんでいかないといけない」とタフなスケジュールにも臆するつもりはない。(テキサス州オースティン/桂川洋一)

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2022年 WGCデルテクノロジーズ・マッチプレー



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