10年ぶりのカーヌスティが舞台 2019年大会覇者の渋野日向子ら参戦
2021年 D+D レアル チェコマスターズ
期間:08/19〜08/22 場所:アルバトロスゴルフリゾート(チェコ)
「D+Dレアル チェコマスターズ」の注目選手
ヨーロピアンツアーの「レース・トゥ・ドバイ」はアルバトロスGRを再訪する。では誰が王者の称号を得ることになるのか? 識者の予想は次の通り。
スカイスポーツのプレゼンターであるキット・アレキサンダー、そしてかつてレディースヨーロピアンツアーで選手やコーチとして活躍し、現在はプレゼンターでもあるソフィー・ウォーカーが、それぞれ3選手を優勝候補に挙げた。
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ソフィーの予想
カラム・シンクィン
このイングランド人選手は1カ月間でトップ5入り2回と調子を上げている。私は先週も彼を選んだが、3位タイと言う結果を経て、彼はまたこの場に選ばれた。
シンクィンは過去にアルバトロスGRで良いプレーを見せており、9位タイに入った実績を持っている。ジュニア時代はボクシングで鳴らした飛ばし屋は、このゴルフコースに対し理想的なプレースタイルを持っている。ツアー1勝のカラムは、現在104位につけるレース・トゥ・ドバイランキングを上げるべく、今週の試合に臨む。
サム・ホースフィールド
ヨーロッパに帰ってきたサムは、すぐに私の推す3人のリスト入りを果たした。12大会で5回のトップ10入りと、このイングランド人選手は良い兆しを見せている。
ホースフィールドのティショットは平均300ヤードを超えており、パーオン率も高く、パッティングのスタッツでは4位につけている。それらスタッツに加え、彼はこのコースで最後に大会が開催された2019年には3位に入っており、コースとの相性も良い。
ディーン・バーメスター
この南アフリカ人選手は、「テネリフェオープン」で優勝したことにより、今年の「レース・トゥ・ドバイ」のランキングを27位としている。彼の平均ストローク「69.60」は、ツアーでトップ10に入っている。ディーンは1マイルを飛ばさんばかりのパワーを持っており、パット巧者でもある。ホースフィールドにかなり似たタイプの選手だ。
キットの予想
ライアン・フォックス
ニュージーランドの飛ばし屋は、今季を通してそれなりのゴルフをしてきたが、あのいきなり躍進を遂げるパフォーマンスは見せていない。彼は出場12大会で5回のトップ15入りを果たしているが、うちトップ10入りは1回のみ。前週「カズークラシック」では13位タイに入った。今週はロースコアによる争いが予想されるが、フォックスは今季、1ラウンドの平均バーディ数(4.51)で11位にランクインしている。今週はパターがしっかり決まれば、優勝争いに絡んでくるはずだ。
ジャック・クルスウィック
この南アフリカ人選手は、ヨーロピアンツアーで27ラウンドプレーして、最少平均ストロークの「68.70」をマークしている。彼は直近の2大会「カズーオープン」で10位タイ、そして「ISPSハンダワールド招待」で11位タイと、上々のパフォーマンスを見せており、好調のままチェコへとやって来る。彼はアルバトロスGRでも好成績を残しており、過去2大会では7位タイと23位タイに入っている。
ウーゴ・レオン
彼は私が注目選手に挙げた「ヒーローオープン」で16位タイに入っており、同大会前も2位、14位タイ、そして7位タイと連続して好成績を挙げている。さらに彼のヨーロピアンツアーでの自己ベストは、ここで前回大会が開催された2019年「D+Dレアル チェコマスターズ」での5位タイ。これ以上、彼を選出するためのロジックは必要ないのである。