<スコア>メイド・イン・ヒマーランド
2021年 メイド・イン・ヒマーランド presented by FREJA
期間:05/27〜05/30 場所:ヒマーランド(デンマーク)
「メイド・イン・ヒマーランド」で知っておくべき5つのこと
ヨーロピアンツアーは「メイド・イン・ヒマーランド」の開催されるヒマーランドG&SRへ。今週の大会について知っておくべき5つの事柄は次の通り。
帰ってきたヒマーランド
今週、ヨーロピアンツアーの「レース・トゥ・ドバイ」は、ベルント・ヴィースベルガーがトロフィーを掲げた2019年以来のスケジュール復帰となる「メイド・イン・ヒマーランド」で継続されることになる。
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これまで6回開催されている同大会で、5回に渡って行われてきた同コースは、ヤン・セダーモロム設計で1992年に開場した。コースは全長6751yd、パー71のレイアウトで、2015年には16番が79ydの設定となり、ヨーロピアンツアー史上最短パー3ホールとなった。
ルーツはチャレンジツアー
「メイド・イン・ヒマーランド」(これまでの名称は「メイド・イン・デンマーク」)がヨーロピアンツアーで初めて開催されたのは2014年のことだが、ヒマーランドG&SRでは、1994年から1998年までにチャレンジツアーの大会が4回開催されていた。
チャレンジツアーとのつながりはそれだけにとどまらない。これまでヨーロピアンツアーでの6大会中5回は、チャレンジツアー出身選手が優勝を遂げているのである。前回王者のヴィースベルガーもその一人であり、それ以前ではマット・ウォレス(2018年)、ジュリアン・スリ(2017年)、デービッド・ホーシー(2015年)、そしてマーク・ウォーレン(2014)が同大会を制している。
さらに、ヒマーランドG&SRでは、2018年に「メイド・イン・デンマークチャレンジ」が開催されており、このときはデンマーク出身で今週のフィールドにも入っているヨアキムB・ハンセンが優勝した。
フィールド詳細
フィールドには多数のヨーロピアンツアー優勝経験者が含まれる。そのうちの一人で、「ベットフレッドブリティッシュマスターズ」で出場478大会目にして念願のツアー初制覇を遂げたリチャード・ブランドは同大会以来の実戦復帰となる。
注目選手となっているのは26歳のカルム・ヒルだ。ツアーで出場した直近11大会中、「ベットフレッドブリティッシュマスターズ」での8位タイを含め7大会でトップ14入りを果たしている。2021年の平均スコアを「68.34」としているが、これは今季20ラウンド以上した選手の中では最高の数字だ。直近の優勝は2019年にデンマークでのチャレンジツアー。
一方、ロバート・マッキンタイアとアンディ・サリバンは、ザ・ベルフライでのトップ10入りを経て、前週の「全米プロゴルフ選手権」に出場した複数の選手の中の2人である。マッキンタイアはキアワアイランドでの49位タイを経て、今週はヴィースベルガーに次ぐ2位に入った2019年のヒマーランドでの好調を再現させることを狙っている。
同じくキアワアイランドでプレーしたヴィースベルガーも、今週のフィールドに含まれる。ほかに、ジュリアン・スリ、そして2014年に第1回大会を制覇したデービッド・ホーシーがこの大会の優勝経験者としてティアップする。
「全米オープン」出場権
「メイド・イン・ヒマーランド」は、トーリーパインズで開催される2021年「全米オープン」の出場権を懸けたヨーロピアンツアーにおける出場資格争奪シリーズ第2戦となる。これは、新型コロナウイルスの感染拡大により、2年連続で中止を余儀なくされた従来の予選会の代替として開催されている。
現在、ベルフライで勝利したリチャード・ブランドがこのリストの首位につけており、最終的にはシリーズの合計「レース・トゥ・ドバイ」ポイントでトップ10に入った(出場権未獲得の)選手に、今季メジャー第3戦の出場権が与えられる。
全米オープン出場権を懸けたシリーズは、「ベットフレッド英国マスターズ」(5/12~15)、「メイド・イン・ヒンメルランド」(5/27~30)、そして「ポルシェヨーロピアンオープン」(6/3~6)の3大会で構成される。
「レース・トゥ・ドバイ」ファンタジーゲーム
今週はデンマークへと続くヨーロピアンツアーの「レース・トゥ・ドバイ」ファンタジーゲーム。週毎の賞品やシーズンを通した賞品を懸け、参加者は6人編成のチームを組み、プライベートリーグ、週刊トップ10チャレンジ、そして1対1のコンペティションでプレーすることができる。