欧州男子 ツアースケジュール
2020年 アフロディーテ ヒルズ キプロスショーダウン
期間:11/05〜11/08 場所:アフロディーテ ヒルズ リゾート(キプロス)
「アフロディーテヒルズキプロスショーダウン」で知っておくべき5つのこと
第1回「アフロディーテヒルズキプロスショーダウン」で知っておくべき5つの事柄は次の通り。
引き続きキプロス
前週、ヨーロピアンツアーは48年の歴史のなかで記念すべき金字塔を打ち立てた。キプロスがヨーロピアンツアーの大会を開催した50カ国目となったのである。
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今週もアフロディーテヒルズでの2週連続開催となり、今回は第1回「アフロディーテヒルズキプロスショーダウン」が開催される。
革新的な大会方式
今週の「アフロディーテヒルズキプロス ショーダウン」は、ヨーロピアンツアーに新たな大会方式をもたらすことになる。
最初の36ホールはストロークプレーで行われ、その後の予選カットで上位32人(タイを含む)の選手が次のラウンドへと進出する。ここでスコアはリセットされ、第3ラウンドを終えた段階で、フィールドは16位(タイを含む)までに絞り込まれる。最終ラウンド開始前に再びスコアはリセットされ、日曜に最も良いスコアを出した選手が優勝となる。
【1】36ホール終了時点で予選カットがあり、この段階で32位タイまでの選手たちが次のラウンドへと駒を進める。
【2】予選通過者のスコアはここでリセットされ、第3ラウンドではその日のスコアのみで翌日へ進む選手を決める“シュートアウト”が行われる。
【3】その“シュートアウト”で16位タイ以上に入った選手が最終ラウンドに出場する。
【4】最終ラウンド開始前に再びスコアはリセットされ、最終ラウンドの“シュートアウト”で最も良いスコアを出した選手を優勝とする
同じ開催コースながら最低限の設定変更
今週の開催コースは、引き続き先週ヨーロピアンツアーデビューを飾って好評価を得たアフロディーテヒルズとなり、大会は5ホールでティボックスの位置が変えられるだけの最小限の設定変更で行われる。
木曜から日曜にかけて設定変更が維持されるのは、ティが前方へ移動する17番ホールのみとなる。その他、木曜と金曜に13番で前方のティが使用されるほか、18番は2つのティを交互に使用することとなる。競技最後の2日間は、ドラマチックなパー3の7番ホールで連日ブラックティが使用され、8番ティは初めて前方のティが使用される。
出場選手
フィールドの大部分は、先週の「キプロスオープン」に出場した選手となり、先週トップ10位入りした全ての選手を含むこれらの該当選手たちは、2週連続でアフロディーテヒルズをプレーするアドバンテージを握ることになる。この中のトーマス・デトリー(ベルギー)とデービッド・ドライズデール(スコットランド)を含む7人が初優勝を狙う。
好スコアをたたき出した選手に報いる大会方式となっているため、前週優勝のカラム・シンクィン(イングランド)、あるいはフィンランドのカル・サモーアに注目が集まるのは間違いないだろう。シンクィンは72ホール目でイーグルを奪って前週の最少スコア(63)をマーク、一方、サモーアは週末に2日連続で「64」をマークした。この他、ジェイソン・スクリブナー、ウィルコ・ニエナベール(ともに南アフリカ)、マシュー・サウスゲート、ウェイト・ミッチ(ともにイングランド)、そして、最初3ラウンドをノーボギーでプレーしたジョハネス・ヴィーアマンも「64」をマークしている。
ともにレフティーのロバート・マッキンタイア(スコットランド)とガリック・ヒーゴ(南アフリカ)もコースとの相性は良いようで、そろってトップ5入りを果たした2人は4日間を通して「65」「66」「67」、そして「68」をマークしている。
現在「レース・トゥ・ドバイ」で10位につけ、デビューシーズンですでに2勝を挙げているラスムス・ホイゴー(デンマーク)は、今週キプロス初見参となる。
アフロディーテヒルズの伝説
アフロディーテヒルズのリゾートと周辺エリアは、古代神話と古い歴史に繋がりを持っており、3つの重要な考古学的遺跡であるランティディの森、ハジアブドーラ台地、そして人工丘のロアナに隣接して造成されている。
その名がギリシャ神話の愛の女神に由来するアフロディーテヒルズは、実際の古代神話に基づくアフロディーテの丘に位置している。このコウクリアにある唯一無二の場所は、海から生まれたとされる女神生誕の地を望み、リゾートの位置するランティディの森は、女神が再生の神であり永遠の若さの象徴であるアドニスと過ごした場所とされている。この土地が掘削された際、地中からは何千ものテラコッタ製の象の破片や200を超える碑文が発掘されたが、これらはいずれもアドニスとアフロディーテの伝説に由来するものだった。