前年大会はラント・グリフィンがプロ10年目で初優勝を挙げた(Sam Greenwood/Getty Images)

◇米国男子◇ビビント ヒューストンオープン 事前情報◇メモリアルパークGC（テキサス州）◇7432yd（パー72）

1946年にスタートした大会は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で当初の予定から約1カ月遅れの5日（木）に開幕する。米本土ではツアー再開後初めて、1日2000人を上限にギャラリーの来場を認める4日間。翌週の「マスターズ」を控えたトッププレーヤーの最終調整の場としても注目される。

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開催コースはラント・グリフィンがツアー初優勝を飾った前年のゴルフクラブ・オブ・ヒューストンから、18年ぶりに変更された。ブルックス・ケプカが改修に参画したメモリアルパークGCでツアー競技が行われるのは1963年大会以来。不動産テック大手、ビビント・スマート・フォーム社が新たにタイトルスポンサーを務める。

オーガスタナショナルGCでの戦いを見据えた、選手それぞれの思惑が交錯する。出場を迷っていたタイガー・ウッズが欠場を決めた一方で、フィル・ミケルソンは同週開催のシニアツアーとの選択の末にPGAツアーでのプレーを決断。松山英樹はツアー本格参戦後、初めてエントリーした。

近年の「マスターズ」歴代王者ではセルヒオ・ガルシア（スペイン）、テキサス出身のジョーダン・スピースらがフィールド入り。10月に新型コロナウイルス検査の陽性結果を受けて離脱していたダスティン・ジョンソン、アダム・スコット（オーストラリア）は久々の出場試合だ。

小平智は松山同様「ZOZOチャンピオンシップ」以来の出場となる。開幕前の新型コロナウイルスの検査で陽性反応が出たハリー・ヒッグスは欠場した。

＜主な出場予定選手＞
ラント・グリフィン、ジェイソン・デイ、セルヒオ・ガルシア、ティレル・ハットン、イム・ソンジェ、ダスティン・ジョンソン、小平智、ブルックス・ケプカ、松山英樹、フィル・ミケルソン、ジョーダン・スピース、アダム・スコット、ヘンリック・ステンソン