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セルヒオ・ガルシアら5人が同時優勝/第4回「BMWインドア招待」

舞台をレアルクラブバルデラマに移し、5月30日に開催された「BMWインドア招待by TrackMan」第4戦(全5戦)は、地元スペインのセルヒオ・ガルシアラファ・カブレラベローを含む5人が首位タイで並び、優勝を分け合った。

メジャー王者のガルシアと、彼の同胞であり同じく「ライダーカップ」のスター選手であるカブレラベローは、同時刻の注目グループとして取り上げられた。この2人のほかには、スコットランドのコナー・サイムもリーダーボードの頂点に並び、2週前に開催されたロイヤルポートラッシュでの勝利に続くバーチャル大会2勝目を挙げた。

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イングランドのマシュー・ジョーダンとフランスのダミアン・ペリエも1アンダーの「70」をマークし、チャリティー先を自ら選択できる1万ユーロの寄付金を手にした。

全5戦で行われる最新シミュレーター技術を駆使したバーチャルゴルフトーナメントの新シリーズ第4戦は、スペインの有名コースがトリッキーな試練を与える展開となった。

今週は、かつての世界ナンバーワンであるマルティン・カイマーやベルギー出身の「ライダーカップ」スター選手であるニコラス・コルサーツを含む38人の選手たちがフィールドに名を連ね、それぞれ自宅にてバーチャルで1ラウンドし、18ホールのストロークプレーで競い合った。

今回の開催コースとなったソトグランデで、ガルシアは出だしでいきなりトリプルボギーをたたくも、続く4ホールで3バーディを奪って盛り返した。彼は最近、仲間であるスペインスポーツ界のスター選手たちとともに、コロナウイルスとの戦いを支援するためにスペイン赤十字への寄付を行った。今回の優勝賞金も同じくスペイン赤十字に寄付するとしている。

ガルシアは、「このとても難しい時期に、できるだけ多くの人々を支援する上で、寄付する先として赤十字以上に良い団体はないと思う。この先行きの見えない時期に、人々を助ける機会が得られる取り組みにかかわることができて嬉しいし、良いプレーにより寄付ができて良かった。人々の状況が改善するのが待ち切れないし、できる限り迅速に通常の生活に戻ることができればと思っている」と述べた。

「ラファと一緒にプレーし、楽しい時間になった。残念ながら、スタートでトリをたたいたけれど、良い感じで盛り返せたし、ラファは17番でイーグルを奪って1アンダーにしたね。これは楽しかった。難しかったけれど、トラックマンでやる穏やかなコンディションの中でさえ、いかにバルデラマが難しいかが分かったと思う。1アンダーで首位タイだったのだからね」

カブレラベローは、4バーディ、1イーグルながら、3ボギーに1ダブルボギーと、出入りの激しいラウンドとなった。「もちろんトラックマンでコースをプレーする難しさもあったけれど、類似している箇所も多く、とてもリアルな感じだった。グリーンの形状もランオフエリアが再現されていて、これ以上ないくらいリアルだった」

「BMWはこうした困難な時だけでなく、毎年多くのチャリティー活動をしており、とても寛容な会社だから、このチャリティーのための大会にかかわることができたのは本当に楽しかった。友人たちと、ともに優勝を分かち合う機会が得られたのも最高だった」

ロイヤルポートラッシュで勝利したサイムは、ここ3週間で2度の優勝を祝福し、次のように述べた。「今週は同時優勝の一人になることができて最高の気分だね。セルヒオやラファみたいな選手たちも出場していたので、彼らと競い合い、首位タイで優勝できたのはクールなことだよ。(バーチャルの)バルデラマは、本物同様にタフだった。フェアウェイから木々の下をぬうショットを狙う2番ホールなんかは、本当にリアルだった。僕はウェッジの調子が良く、今回首位タイになれた唯一の理由はそこにあるね。この活動にかかわることができて嬉しいし、この機会をくれたBMWとトラックマンには感謝し切れない」

セントアンドリュースのオールドコースで行われた第1戦で2位に入ったペリエは、16番でダブルボギーを喫するも、上がり2ホールで連続バーディを奪って首位タイに浮上した。

ペリエはラウンド後、「セントアンドリュースでの2位を経て、今週はこのコースを愛していることを誰もが知っているセルヒオ・ガルシアのようなビッグネームと同時優勝ができ、とても嬉しい。最後にバルデラマでプレーしたときは、マルティン・カイマーと一緒だったのを覚えている。そのとき僕は殆どの時間を木々に囲まれながら過ごしたので、お互いに顔を合わせることはほとんどなかったんだ。今週はそのリベンジが果たせたので、誇らしいよ!」と述べた。

2週連続での出場となったジョーダンは、先週のGCミュンヘンアイヒェンリートでの18位フィニッシュから大幅に順位を上げた。

「バルデラマで優勝できて嬉しいね。ここは僕のお気に入りのコースの一つだから。少しタイトで狭いから、これを見ていた友人がいたなら、どうして僕が勝てたのか混乱しているだろうね。この大会を実現したBMW、ヨーロピアンツアー、そしてトラックマンに大いなる感謝の意を送りたい。ロックダウンは僕ら全員にとって厳しいものだったから、心待ちにし、競い合うことのできる何かがあったのは素晴らしかった」とジョーダン。

同時優勝の5人と1打差の6位タイには、「71」のイーブンパーでプレーした、ベンジャミン・エベールラファエル・ジャクランロマン・ランガスク(いずれもフランス)、ニノ・ベルタシオ(イタリア)、カイマーを含む7人の選手たちが並び、さらに2打差の13位タイにはイングランドのポール・ワーリングらが入った。

「BMWインドア招待powered by TrackMan」の模様はヨーロピアンツアーのソーシャルメディアチャンネルTwitterInstagramYouTube、及び大会公式サイトで視聴可能となっている。

「BMWインドア招待powered by TrackMan」開催スケジュール

5月9日(土) セントアンドリュース オールドコース(優勝: ユースト・ラウテン

5月16日(土) ロイヤルポートラッシュ(優勝: コナー・サイム

5月23日(土) GCミュンヘンアイヒェンリート(優勝: ウィル・ベセリン

5月30日(土) レアルクラブバルデラマ(優勝: ラファ・カブレラベローセルヒオ・ガルシアマシュー・ジョーダンダミアン・ペリエコナー・サイム

6月6日(土) ウェントワース

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