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2020年 オマーンオープン
期間:02/27〜03/01 場所:アルモウジG(オマーン)
「オマーンオープン」について知っておくべき5つのこと
選手たちが第3回「オマーンオープン」の開催されるアルモウジゴルフへと帰ってくる。今週のマスカットで知っておくべき5つの事柄は次の通りである。
3年連続アルモウジ開催
「オマーンオープン」が「レース・トゥ・ドバイ」に組み込まれてから、今回が3年連続の開催となる。ユースト・ラウテン、そしてカート・キタヤマが優勝した過去2回は、盛りだくさんのドラマが展開した。
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今回も大会は7342yd、パー72のアルモウジゴルフで開催される。2012年9月開場のグレッグ・ノーマン設計コースは、インド洋の沿岸6㎞にわたり広がるリンクススタイルのレイアウトであり、コース内の木は8番ホールのフェアウェイに佇む1本のみとなっている。
選手たちの間でコースは好評を博しており、かつての大会王者であるラウテンはコースを「僕らがプレーするシーズン中のコースでもベストのひとつ」と表現した。
「このコースは僕らがシーズンを通してプレーするヨーロピアンツアーのコースの中で最も綺麗で最高のコースのひとつであり、これは最高の大会だね」とラウテン。
「ここは良いドライブが求められる類いのコースだ。起伏に富んでいるし、バンカーが点在しているから、フェアウェイを外し始めると、苦しむことになる」
「罰を受けることになり得るから、フェアウェイやグリーンに置くことに集中しなければならないし、グリーンに乗せてしまえば、バーディチャンスもあるんだ」
好調カイマーがオマーン初上陸を享受
今週フィールドでヘッドラインを飾る元世界ナンバーワンのマルティン・カイマーは、「アブダビHSBC選手権」で8位に入り、続く「オメガドバイデザートクラシック」でも連続してトップ20に入るなど、好調を維持したままマスカットへとやって来る。
冬の間、コーチと練習に没頭した35歳は、パインハーストでの2014年「全米オープン」制覇以来となる優勝が近づいていることに自信を見せている。
「プランを遂行してさえいれば、再び勝利するのは時間の問題だと思う」とカイマーは述べた。「2019年の終わりに、僕はコーチと膝を突き合わせ、何が上手く行かなかったか、そして何が上手く行ったかについて、更には自分のゲームを押し上げなければいけないということについて話し合ったんだ」
「今はプランがあるから、勝利は近づいていると感じている」とカイマー。「ここ2、3年は、何がしたいのか、どの位置にいたいのか、あるいは自分のゴルフがどうあるべきなのかというプランを持っていなかったんだ」
今週のフィールドには、カイマーをはじめ、ポール・ローリー、トーマス・ピータース、スティーブン・ギャラハー、ニコラス・コルサーツ、そしてデービッド・ハウエルら「ライダーカップ」出場経験者12人が顔を揃えている。
起源はチャレンジツアー
ヨーロピアンツアーに組み込まれる前、アルモウジでは2015年から2017年にかけて3年連続でチャレンジツアーの「NBOゴルフクラシック グランドファイナル」が開催されていた。
昨年、キタヤマに次ぐ2位タイに入った4人の一角を占めたフランスのクレモン・ソルデは、このコースで輝かしい経歴を持っており、2017年にはチャレンジツアーの「グランドファイナル」を制覇している。
「グランドファイナル」の責務を負う前にも、同コースでは2013年から2014年にかけて「ナショナルバンク・オブ・オマーン ゴルフクラシック」が開催されていた。
サグルーのヨーロピアンツアーデビュー
今週は「全英アマチュア選手権」王者のジェームス・サグルーがヨーロピアンツアーデビューを果たす。昨年、ポートマーノックでの決勝でユアン・ウォーカーを下したアイルランド人選手は、ロイヤルポートラッシュ開催の「全英オープン」出場権を手にすると、その「全英オープン」では、2011年にクラレットジャグを掲げたダレン・クラークとともに第1組でプレーした。
「昨年『全英オープン』を除けば、『オマーンオープン』が僕にとって初めて出場するヨーロピアンツアーの大会となりますので、楽しみにしています」とサグルーは今年に入って述べた。「僕にとって、マスカットへ行き、ベテラン選手たちとプレーし、彼らとロッカールームをシェアし、ともに食事をするのは最高の経験です。僕がアマチュア選手としてあの国へ行くことで、新進気鋭のオマーン人選手たちを鼓舞することができればと思っています。僕にとっては最高の機会です」
ただし、今週ヨーロピアンツアー初出場を果たすのは彼一人ではない。ベイリー・ギルもメナツアーの「ガーラオープン」を制覇したことで、今週の大会の出場権を得たのである。2週間前、ガーラCCでの最終ラウンドで、ギルは上がり6ホールで5バーディを奪うなど「65」をマークし、1打差で優勝を遂げた。
オーシャンティでサスティナビリティ(持続可能性)に焦点
「オマーンオープン」はヨーロピアンツアーで初めて出場選手たちに竹製ティを配布する大会となる。生物分解可能なゴルフティの製造元であるオーシャンティは、今大会でリサイクル可能なブランド名入りの特製マッチ箱に入った特別仕立てのティを提供することになる。
オマーンゴルフ委員会で大会のテクニカルディレクターを務めるジェイミー・ウッドは、「我々は環境への影響を減らすことに従事していますので、オーシャンティとの提携は完全に理にかなっています。この製品は素晴らしいものであり、比較的ローコストで『オマーンオープン』の環境への責任に対する取り組みを示すことができます」と述べた。