「タイガーと回りたかった」プレーオフ初戦 松山英樹のガッカリ
2019年シーズン上半期名言10選/欧州ツアー
2019/08/07 14:50
毎年欧州ツアーでは、励みになるものから腹の立つものまで、提供されるストーリーラインは幅広く、時として面白いものもある。今回は今季これまでを振り返って、最も際立っていた名言10選をまとめてみた。
「プレステではペブルビーチで『49』をたたき出したことがある」 - マーカス・キンハルト
彼は今年の「全米オープン」にて、米国の地で開催されるメジャーに初めて出場したわけだが、スウェーデンのマーカス・キンハルトは経験豊富な他の選手たちに対し、秘密のアドバンテージを持っていたのだ。
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23歳の彼はコンピューターゲームにて、カリフォルニアの高名なリンクスコースで日頃からプレーしており、自己ベストが「49」(これは驚くべき22アンダーである)である事実を明かした。
キンハルトは初めて出場したペブルビーチでの大会で、32位タイとなかなかの健闘を見せた。プレステがあれば練習ラウンドは要らない?
「ロッカーからクラブを持ってくることさえできなかった。僕はクラブを放ったらかしにした。僕はただホテルへ帰って泣いていた」 - アンドリュー・“ビーフ”・ジョンストン
これは今日に至るまで、欧州ツアー選手のブログで打ち明けられた事実で最も重い事案であり、“ビーフ”ことアンドリュー・ジョンストンは精神面の健康に問題を抱えていたことと、専門家の助けによりゴルフへの愛を再発見し始めたことについてつづったのである。
この1週間後、このイングランド人選手は「アバディーンスタンダードインベストメント スコットランドオープン」で欧州ツアーにおける自己ベストスコアとなる「62」をたたき出して4位タイに入り、「全英オープン」の出場権を獲得したのである。最終日のラウンド後、彼は涙を流して正直に感情を表した。
「僕のゴールは欧州ツアーでプレーすることであり、恥じることなくプレーして、全てに打ち克ちたい」 - アデム・ワビ
今年の欧州ツアーでEDGAのパートナーシップを得て初めて障がいのあるゴルファーの大会が導入された後、脳性まひの一種である痙直型両まひを患うベルギーの若者アデム・ワビは、ソーシャルメディアにアップした感動的な動画で彼のストーリーを語った。
「ベルギーノックアウト」のエキシビション大会と「EDGAスコットランドオープン」に出場したアデムは、動画のなかで、自身の体調と将来の目標について明かした。
「良い弾道だ…ただ25ヤード左にズレたのは残念」 - ティレル・ハットン
「英国マスターズ」の大会中、グリーンを外した際に見せたティレル・ハットンのリアクションは、瞬く間にネット上で拡散した。欧州ツアー3勝のハットンのような思いをしたことのある人もいるのでは?
「僕は2歳のとき、殺鼠剤を飲むという不慮の事故に見舞われた。コーラだと思って飲んだのだけど、違っていたんだ。あの瞬間は、僕の人生を永遠に変えた」 - クリスティアン・ベゾイデンハウト
「コマーシャルバンクカタールマスターズ」を前に行ったインタビューにて、南アフリカのクリスティアン・ベゾイデンハウトは、幼児の頃の事故により4歳から発症した吃音による悩みとの格闘について語った。
この話を打ち明けた後、25歳は「アンダルシアマスターズ」で欧州ツアー初優勝を果たした。
「ゴルフにおいて僕の犯した最大の過ちは、自分の成功を正当に評価しなかったこと。僕は成功と敗北をほぼ同然に扱っていた」 - マルティン・カイマー
「全米オープン」直前に、我々はメジャー2勝のマルティン・カイマーと膝を突き合わせ、彼にこれまでのキャリアやゴルフに対する精神的なアプローチ、そして最近の生活について語ってもらった。
「10歳の頃、僕は練習中にタイガーに勝つパットを打つ場面を想像していた。今日、彼とプレーできて最高だった」 - ルーカス・ビェルレガード
今年の「WGCデルテクノロジーズマッチプレー」にて、準々決勝でタイガー・ウッズを1アップで下したルーカス・ビェルレガードは、ゴルフ界のヘッドラインを飾った。
28歳のビェルレガードは、子供の頃から一緒にプレーするのを夢見てきた選手を倒したことで、当然有頂天になった。
「バックナインでは、あまりの応援の大きさにより、僕は4度も涙をこらえなければならなかった」 - ロリー・マキロイ
今年の「全英オープン」はロリー・マキロイの大会とはならなかったが、第2ラウンドにて、彼が歩を進める度に大声援を送った地元ギャラリーの前で「65」をマークした後、北アイルランド人の彼は至極正当な権利として、感情的になった。
「あの2つのダブルボギーで僕は新たに何人かのファンを獲得したと思う」 - フランチェスコ・モリナリ
フランチェスコ・モリナリを一言で表現するとしたらどんな言葉になるだろうか。我々は“謙虚”が良いのではないかと思う。
2018年の年間最優秀ゴルファーは、今年の「マスターズ」にて最終日のバトルでタイガーに敗れたが、そんな苦痛を伴う出来事も彼はおろそかにすることはなかった。勝とうが負けようが、あらゆる点で真のチャンピオンである。
「妻か3番ウッド(のどちらが大切か)?それは簡単な質問だ。3番ウッドだよ」 - ヘンリック・ステンソン
単純な質問と強烈な回答。ヘンリック・ステンソンを愛さずにいられようか。