“20年越しの夢かなう?”ウェストウッドの挑戦
2013年 オメガドバイデザートクラシック
期間:01/31〜02/03 場所:エミレーツGC(UAE)
栄冠の再現を狙うカブレラベロー
オメガドバイデザートクラシック史上初の2年連続優勝を目指し、ラファエル・カブレラベロー(スペイン)がこの地に帰ってきた。
昨年、ここエミレーツ・ゴルフクラブにて1打差でステファン・ギャラファー(スコットランド)とリー・ウエストウッド(イングランド)を退け勝利したガルレラベローは、自身2度目の欧州ツアータイトルに向けて邁進している。
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5つのトップ10フィニッシュを達成した28歳の彼は2012年のレース・トゥ・ドバイ(欧州ツアー賞金ランキング)でキャリアベストとなる17位にランクインしている。そして今年2013年、3戦を戦い、いまだ25位を下回る成績を残していない。
彼は「あの時はまだ実感がわかなかった。あの勝利は本当に純粋な興奮だった。そしてあれは間違いなく僕のそれまでのキャリアのハイライトだった」。
「12ヶ月後にこうしてここに戻ってくるにあたり、僕はこのフィーリングを気に入ると思っていたけど、ここまで良いとは思っていなかった。あちこちに僕の顔を見ることができて、とても楽しいよ」。
「ここでの勝利は僕に世界ランキングや僕の試合における大きな一歩をくれた。そしてワールド・ゴルフ・チャンピオンシップやメジャーチャンピオンシップなどの大きな大会へとつながる扉を開いてくれた」。
「それらの大きな大会でプレーすることはとても重要なことだと思っている。なぜならば、それらの大会こそが僕がもっと頻繁に出場したい大会だからだ。昨年は本当に良い年だった。それは単に優勝できたからではなく、数多くの偉大な選手たちと戦うことで、たくさんのことを学ぶことができたからだ」。
ミゲル・アンヘル・ヒメネス、アルバロ・キロスに続きスペイン選手による3連覇(ハットトリック)を飾ったカブレラベロー。かつてのオーストリアン・オープンの勝者である彼は、若い時期にヒメネス、キロス2人からたくさんのアドバイスを得た。
「もしも勝利への秘訣があるとしたら、僕はそれを教えはしないよ。なぜならば僕はまだ彼らに勝ち続けてもらいたからね」と冗談を言った。
「僕が思うに、大切なのは自信だと思う。勝つことはどこであれとても難しい。そしてスペイン人選手が3年連続で優勝したことは本当に珍しいことだ」。
「今こうして僕がプロでプレイしているのは、ホセ・マリア・オラザバル(スペイン)が94年と99年のマスターズで優勝したのを見たおかげなんだ。あのことで僕はプロでプレイすることを夢見たんだ」。
「また、セベ・バレステロス(スペイン)のビデオもたくさん見たよ。僕は彼の絶頂期に生でプレイを見たことはないけど、ビデオはたくさん見たよ。彼が生み出したゴルフはスペイン人選手やヨーロッパ選手をはじめ、世界中の誰もが忘れることはないよ」。
「セルヒオ・ガルシア(スペイン)は本当に僕らにとって良い手本となった。彼は本当に若い時から大きな夢を持って、そして活躍していた。僕らは彼のことをいつも真似ようとしていたんだ」。
「ミゲルは、僕が出会った若手選手の中でベストな選手だと思う。僕のツアー1年目の時、彼は神に見えたよ。彼はとてもリラックスしていて、そして謙虚に僕たちに話しかけてくれたんだ」。
「彼は僕たちが練習していると20分でも35分でも時間を割いて様々なヒントやコツを教えてくれた。ツアー参戦1年目の選手にとって、彼の存在は信じられないほど本当に大きかった」。
ヒメネスは今冬にスキーで足を骨折したため、今週の大会には欠場するが、カブレラベローは、欧州ツアー最年長優勝者の彼は順調に回復していると言った。
そして「彼とは連絡を取っている。僕らは同じパーソナルトレーナーを付けているから、彼の状態は聞いているよ。彼はとても速い回復を見せているよ」。
「彼はここに来られなかったことを本当に残念に思っている。ここドバイには、この彼が優勝したコースを含めて、彼の好きなコースがたくさんあるからね」。