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2023年 キッチンエイド全米シニアプロ選手権
期間:05/25〜05/28 場所:フィールズランチイースト(テキサス州)

「頭の片隅に2%」宮本勝昌がシニアメジャーVへ2位ターン

◇シニアメジャー第2戦◇キッチンエイド全米シニアプロ選手権 2日目(26日)◇フィールズランチイースト(テキサス州)◇7193yd(パー72)

シニアメジャー初出場の宮本勝昌が2位で決勝ラウンドに進出した。6アンダーから7バーディ、2ボギー1ダブルボギーの「69」をマークして通算9アンダー。前日と同じ順位を守り、首位のパドレイグ・ハリントン(アイルランド)を3打差で追う。

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スコアカードだけ見れば激しい出入りも、宮本は「きのうよりもミスショットが多かったのにスコアメークがうまくできた。満足度が高い」と納得した。出だし1番(パー5)をボギーとした後、3番(パー5)で取り返し、2打目をグリーン奥にこぼした6番のダブルボギーは7番からの2連続バーディで帳消しにした。

4つバーディを積み上げた後半唯一の後退もナイスボギーと言えるもの。フェアウェイからの2打目を右のペナルティエリアに落とし、1罰打を加えて4オン。2m強のパットを決めて同組の選手からも賞賛された。

リーダーボードの上下には、レギュラーでメジャータイトルをつかんだ面々もズラリと並んだ。8アンダー3位にはスチュワート・シンク、7アンダー4位にはスティーブ・ストリッカー。6アンダー5位にはY.E.ヤン(韓国)やダレン・クラーク(北アイルランド)もいる。

「どこでも、レギュラーでもシニアでもやっぱり上位でやるのは気持ちがいい」と清々しく言い、練習場の前に立つ順位表を眺めた。「でも、そうそうたる顔ぶれ。1999年、僕が唯一PGAツアーでやっていたときのメンツの名前が結構多い」。興奮するのも無理はない。

ムービングデーを最終組で回る。ビッグタイトルに向けて「無欲」とは言わない。「優勝? 頭の片隅にはやっぱり常にある。ちょっとだけは考える。2%くらい。頭から消せればいいですけど、消すって難しいから」。そうやって何度も負けてきたけれど、何度も勝ってきた。

藤田寛之は通算1アンダー27位、深堀圭一郎も1オーバー39位で予選を通過した。兼本貴司は「77」と崩れ、6オーバーで予選落ちした。(テキサス州フリスコ/桂川洋一)

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