2日間ボギーなしはフィールド唯一 杉浦悠太「かなりプラス要素」
◇アジアンツアー◇インターナショナルシリーズ ジャパン presented by マオタイ 2日目(9日)◇カレドニアンGC (千葉)◇7116yd(パー71)
初日、2日目と「67」を並べた杉浦悠太は、首位と3打差の通算8アンダー4位で週末を迎える。1月のPGAツアー(米ツアー)「ソニーオープン」から始動した今季は、アジアンツアーの3月「インターナショナルシリーズ マカオ」、日本ツアーの4月「東建ホームメイトカップ」と3戦連続予選落ち。想定とは異なる滑り出しに「あんまり(ゴルフの状態は)良くなかったけど、少しずつ良くなりそうな気配はあって。それが今週に入っていい状態になってきた」と振り返る。
今週は特にアイアンショットが納得のいく域に収まってきた。「毎回同じイメージで振っていても違う動きになっていて。なかなか思っているスイングができていなかったけど、そのズレを少しずつ修正できるようになってきた」
2日間のパーオン率は69.4%(25/36)で「ソニーオープン」からミズノの新作「ミズノプロS-3アイアン」を使っており、「ショートアイアンはライン出しが良くなってきて。狙ったところにちゃんと出ている」とうなずく。
課題となりそうなのはグリーン上。「ミドルパットは入るのに、逆にチャンスと言えるショートパットが入ってくれなくて」。8番もピン右3mほどについたが、わずかにカップ横に反れて入らず。「全然思ったようなラインで転がってくれてなくて。なんでだろう。難しいです」と悩ましい。
それでも、2日間ボギーなしはフィールド唯一。さらに、2日間連続でボギーなしでプレーできたのはキャリアで初めてのこと。「かなりプラス要素ではある。きょうは1カ所だけピンチな場面はあったけど、特に大きいのはなくて。ショットで外してはダメなところに外していないのがいいのかもしれない」と自信がみなぎっている。(千葉県横芝光町/石井操)