230億円→345億円の増額出資 アジアン新シリーズは3月タイで始動「新しい時代の入り口」
2022年 サウジインターナショナル powered by ソフトバンクインベストメントアドバイザーズ
期間:02/03〜02/06 場所:ロイヤルグリーンG&CC(サウジアラビア)
スーパーリーグ構想にミケルソン「競争があることに感謝」
◇アジアンツアー◇サウジインターナショナル powered by ソフトバンクインベストメントアドバイザーズ 事前(2日)◇ロイヤル グリーンズG&CC (サウジアラビア) ◇7010yd(パー70)
「誰もが自分の人生やキャリアに本当に役立つ部分を見ていると思います。私は競争があることに感謝していますし、それによって米ツアーの環境はずっと良くなった。フェデックスカップの賞金が増えることもなかったでしょう」
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米ツアー45勝のフィル・ミケルソンは計画されている新たな男子ゴルフツアー「スーパーゴルフリーグ」について改めて話した。
グレッグ・ノーマン(オーストラリア)がCEOを務める「リブゴルフ・インベストメント(LIV Golf Investment)」が構想する「スーパーゴルフリーグ」。米ツアーや欧州ツアーに対抗するものとして警戒する選手も多い中、51歳のベテランはその存在を歓迎しているようだ。
「(直接のオファーは)どの選手にも来ていると思う。来ていない選手はいないと思う」とも話した。
元世界ランキング1位のダスティン・ジョンソンも「本当にいいコンセプトだと思う。気に入っています。ファンにとっても選手にとっても、もう少し面白くなる」と乗り気だ。
サウジアラビアのオイルマネーの支援を受ける同社はアジアンツアーにも積極的に関与し、投資額も当初から1億ドル増の3億ドル(345億円)に変更。2022-23年シーズンから新たに組み込まれる新シリーズも「インターナショナルシリーズ」の名称でスタートさせる。
今週は同社がタイトルスポンサーを務め、賞金総額は500万ドル(約5億8000万円)のビッグトーナメント。同じ週には米ツアーは「AT&Tペブルビーチプロアマ」(カリフォルニア州)を開催しているが、ミケルソン、ジョンソンを筆頭に多くのビッグネームが中東に足を運んだ。
英テレグラフはスーパーゴルフリーグ側が米ツアー3勝のイアン・ポールター(イングランド)に2200万ドル(約25億円)で参加を要請したと報道した。潤沢なオイルマネーを背景にした人気選手の綱引きはまだまだ続きそうだ。