2連勝中の畑岡奈紗が2差8位発進 首位に前年覇者アンら4人
2017年 スタンレーレディスゴルフトーナメント
期間:10/06〜10/08 場所:東名CC(静岡)
畑岡奈紗に負けないぞ!ルーキーの松田鈴英&吉本ひかるが8位で並ぶ
◇国内女子◇スタンレーレディスゴルフトーナメント 初日(6日)◇東名CC (静岡)◇6589yd(パー72)
2週連続優勝中の畑岡奈紗に負けじと同年代が意地を見せた。7月のプロテストでトップ合格の19歳・松田鈴英(れい)が4バーディ、2ボギーの「70」。首位から2打差の8位で初日を終えた。
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「最初のときよりはだいぶ落ち着いてきたし、雰囲気にも慣れて自分のプレーをできている」
前半インの10番(パー3)から勢いづいた。16ydのアプローチを58度で沈めてチップインバーディとすると、続く11番(パー5)でもカラーから5mのパットをねじこんだ。最終9番では1mのパーパットを外したが「いつもはショートパットを5回は外している。きょうは2回なので良かった」と笑い飛ばした。
前週は自宅のある滋賀で静養。母・弘子さんや友人と化粧品や洋服を購入し、気分転換に努めた。それでもゴルフの道に進むきっかけとなった姉・唯里さん(23)からは「鈴英のゴルフができていない。攻めるところは攻めたほうがいい」と厳しいアドバイスをもらった。
プロテストでは勝みなみ、新垣比菜らを抑えてトップ合格を果たしたが、ここまでの8戦で予選突破は9月の「マンシングウェアレディース」のみ。予選通過を気にするあまり、思い切りの良さが消えていた。
「パー5はすべて攻めることができました。きょうはパー3でバーディとパーが獲れて良かった。あしたはショートパットを外さないようにすればアンダーが出せる」。畑岡と並ぶスコアで初日を終え、2度目の予選突破へ自信を見せた。2日目は畑岡と同組でプレーする。
同じく今年のプロテスト合格組の吉本ひかるは5バーディ、3ボギーの「70」。畑岡、松田らと同じ8位の好スタートだが「きょうのボギーは全部3パット」と反省の弁。同学年で同じ18歳の畑岡奈紗の連勝について「すごいなと思う。私も頑張らないといけない」。富士の麓でルーキーらは火花を散らしていた。(静岡県裾野市/玉木充)