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おれが選ぶ今年の傑作3枚!【中野義昌編】

フォトグラファー自身による2016年のベストショット3選。心に残るシーンをもう一度…。2回目は中野義昌カメラマン。

■堀琴音 サイバーエージェントレディス 初日

ゴルフが他のスポーツと決定的に違うのは、全てのフォトグラファーの目の前で、全てのプレーが行われないことではないだろうか。18ホール、どこで何が起こるか分からないドラマをたった1人で追いかけることには、ネガティブな発想しか思い浮かばないときもある。遠くで聞こえる大歓声を耳にしたときの不安は言葉にし難いが、スーパープレーをたった一人で撮れたときの快感もまた言葉に変え難いものである。

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■今平周吾 HEIWA・PGM選手権 2日目

ホール、時間、太陽や影の向き、選手が放ったボールが前後左右1ヤードでもズレれば、ゴルフの写真は大きく変わってしまう。フォトグラファー自身がコントロールできない部分が多くあり、またそれがゴルフの写真の面白さでもある。

■松森彩夏 富士通レディス 最終日

6番ホールティショットを打ち終えて、最終日最終組で優勝争いをしているとは思えないような笑顔がこぼれた。この日は、それまで何度も優勝争いをしながら、最後に悔しい思いをした試合とは明らかに表情が違っていた。「今日こそは松森選手が優勝するんじゃないかな…」と確信した1枚だったのかもしれない。

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