52年ぶり日本開催「世界アマ」に勝みなみら6人が出場
世界アマ開幕直前 勝みなみが語る“意外な”攻略の鍵
2014/09/02 18:27
長野県にある軽井沢72ゴルフ・東コースで明日から開幕する世界女子アマチュアチーム選手権「エスピリトサントトロフィー」を控え、各国代表チームが同地で最後の調整を行った。
2週間前に行われた「日本ジュニアゴルフ選手権」で優勝を飾った勝みなみ(鹿児島高1年)は、その後に体調を崩し「ちょっと鼻水が出る」という状態。「でも、大丈夫です」と元気な声で意気込みを語ったが、攻略の鍵に挙げたのは意外なポイントだった。
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「14番から15番に行く間の距離が長いし、上りなので結構体力を消耗する。それで、次のホール(15番)がパー5なので、そこのティショットを真っ直ぐ行かせれば大丈夫だと思う」。
実際にこの道を歩いてみると、14番グリーン脇から15番ティまでは270歩。約200メートルを延々と上り続けることになる。
2年に1度開催されるこの大会では、開催国の状況に応じてキャディがいることもあるが、今年は選手自らが担ぐか、手引きカートを使って自分のキャディバッグを運ばなければならないルール。概ね平坦な軽井沢72とはいえ、前夜の雨で柔らかくなったフェアウェイと、通常は電動カートで移動するインターバルでのバッグ運びで体力消耗をいかに防ぐかが、好スコアで回るために重要という算段だ。
「世界で一番大きなアマチュアの試合だし、今年は日本で開催される特別な年。ホスト国としてできるだけ上位にいきたいと思うし、うまくいけば上位にいけると思う」と力強く語った勝。
地元・日本チームを応援するギャラリーも多いだろうが、ここで一点ご注意を。どんなに選手たちが大変そうにカートを押していても、それを第三者が手伝うことはルール違反となってしまう。違反した場合は各ホール2打の罰(1ラウンド最大4打)が加算されるので、手出しは無用。声援で後押しすることにとどめよう。(長野県軽井沢町/今岡涼太)