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我孫子ゴルフ倶楽部が世界基準に通用するゴルフ場へと大改修

■我孫子ゴルフ倶楽部の歴史

もと浅野造船所の重役であった加藤良氏が、華族の社交場であったゴルフ倶楽部を庶民のために「平等で自由にして民主的且つ、エチケットマナーを重んじるゴルフ倶楽部」にしたいという信念で1930年に創立したところから始まった。日本人によるゴルフ場設計の草分けと言われる赤星六郎氏の設計思想は、プリンストン大学留学を含め米国滞在中に特にドナルド・ロスなどの東海岸のクラシックコースに触れることで影響を受けており、利根川と手賀沼に挟まれた地形を巧みに生かして完成されたコースは、戦略性の高い関東屈指の名コースとなった。

やがて、名物の深いバンカーや小さなグリーンで鍛えた選手達がゴルフ界を席巻し、林由郎や青木功などの小技が上手なプレースタイルが「我孫子流」と呼ばれるまでになった。「日本女子アマチュア選手権」、「日本シニアゴルフ選手権」、「日本女子オープンゴルフ選手権」などの舞台となった日本を代表するコースだが、理想はワングリーンであるという考えのもと、100周年までに道具やボールの進化に対応し、新時代に通用する戦略性の高いコースへの改修を決断し、4年前に改修委員会を設立した。

■アメリカを代表する設計家ブライアン・シルバ氏とカイ・ゴールビー氏

数多くの設計家の中から選ばれたのは、アメリカで年間最優秀設計家の受賞経歴もあるブライアン・シルバ氏と、彼のイメージを具現化する第一級のシェイパー兼共同開発者のカイ・ゴールビー氏。セミノールGC、オーガスタCC、アルパインCC、セントルイスCCなど、いずれも“名門”とされるクラブの改修を手がけたキャリアだけでなく、コースの地形や気候などの自然の特性に敬意を払い、様々なスキルのゴルファーがゲームの多様性を楽しめるコースを設計することを基本コンセプトとしていることが、我孫子ゴルフ倶楽部の設計思想と大いに共感する部分があったからである。

また、カイ・ゴールビー氏についても、設計や造成を具現化するシェイパーとして、トム・ドーク氏らの著名な設計家から指名されるなど人気を博しており、1968年マスターズ優勝者のボブ・ゴールビーの息子で、PGAプレーヤーのジェイ・ハースをいとこに持つゴルフに恵まれた環境で育ったことでも知られている。

■世界に通用する戦略的なコースへ

コース設計の基本である“自然のあるがまま”を大切に、長い歴史の中で変化したバンカーや人工的に盛り上げられたバンカーなどのコース改修は10ヶ月間に及び、コースをクローズしておこなわれた。新時代に通じる戦略的なコースに蘇った我孫子ゴルフ倶楽部は世界基準に通用するゴルフ場を目指しており、今回のリニューアルオープニングに際して、世界のベストコースランキングの選考委員を誘致した。ゴルフマガジン社シニアエディターのジョー・パソブ氏にコースの印象をインタビューした。

GDO「率直なコースの印象を聞かせてください」

ジョー「これまでにプレーした中で最も楽しめるコースでした。まるで、美しい公園の中を歩いているような気持ちになり、ショットが上手くいかなくても次のショットまでの移動が楽しいと感じました。バンカーがとても印象的な形で、戦略的に配置されており、優れたゴルファーかどうかをテストされている気分になります。一方で、スキルが伴わないゴルファーにとっては、グリーンを直接狙わない余地が残されており、幅広い層に受け入れられるコースになっています。ハザードも適宜効果的に配置されており、グリーンの状態も素晴らしく仕上がっています」

GDO「世界のベストコースランキングに名を連ねる、廣野ゴルフ倶楽部鳴尾ゴルフ倶楽部川奈ホテルGC霞ヶ関カンツリー倶楽部などのコースはまわりましたか?」

ジョー「ここ我孫子ゴルフ倶楽部は私にとって初めてプレーする日本のコースでした。今回をかわきりに、今週から今挙げられた全てのゴルフ場をまわったり、見学したりする予定です。今まで30年にわたって文献を読んで勉強してきたコースを実際に訪れることができるなんて本当にうれしいです」

GDO「まだ日本では1コースしかまわっていないとは思いますが、他のアジアのコースとの違いなどを感じましたか」

ジョー「中国で29コース、韓国で11コースをまわりましたが、我孫子ゴルフ倶楽部と同じようなクラシックタイプのゴルフ場は1つしかありませんでした。ほとんどのコースは近代的なタイプで、建設技術、立地などの制限もありますし、概観も異なり、プレーする価値も異なります。個人的にはクラシックな黄金時代のゴルフ場が好きで、我孫子ゴルフ倶楽部はアメリカ、英国でのすばらしいコースを思い起こさせてくれます」

GDO「日本は世界で2位のゴルフ市場であり、2,300以上のゴルフ場がありますが、世界基準に達しているゴルフコースが少ないと言われていますが、意見を聞かせてください」

ジョー「そう思います。昔は、すばらしい地形を自由に活用できましたが、現在は理想的な地形上に建設できないことや、プレーのしやすさを優先的に考えているゴルフ場が多いからです。多くのコースが、岩や山が多い土地につくられており、理想的なゴルフコースの設計は難しいと思います」

GDO「我孫子ゴルフ倶楽部をみて、世界基準に通用すると感じましたか」

ジョー「設計のトレンドもありますが、私の意見では通用すると思います。より長いコースを好む人、ウォーターハザードなどによる、ドラマチックでエキサイトメントな演出を好む人など様々ですが、現在、我々のような多くのパネリストはクラシックで古典的なゴルフコースへの回帰を望んでいます。クラシックスタイルの観点では、私が最近見た中でも優れた特徴をもったコースだと思います」

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