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世界ジュニア日本代表選抜大会 東北・北海道予選の結果

<マクドナルドカップ 世界ジュニアゴルフ選手権日本代表選抜大会 東北・北海道予選>
◇4月13日◇宮城・松島チサンCC仙台C(15-17歳男子6,601ヤードほかカテゴリー別)◇出場145人◇主催 国際ジュニアゴルフ育成協会ほか、特別協賛 日本マクドナルド

15-17歳の部女子で、2010年の女子プロゴルフステップアップツアー、ANAプリンセスカップに13歳で優勝した高橋恵(長野・佐久長聖高2年)が、4アンダー68の快スコアをマークして、決勝大会(5月10~12日、岐阜・花の木GC)に進出した。3連続を含む5バーディ、1ボギーと、近年の不振を振り払った。同男子では、阿部莞太郎(宮城・仙台一高2年)がイーブンパー72をマークし、接戦を制して決勝大会に進んだ。13-14歳の部女子では、東日本大震災で被災した宮城・石巻の平塚新夢(あむ、住吉中2年)が2オーバー74でトップとなった。11-12歳の部男子では3年連続世界ジュニア出場を目指す蝉川泰果(兵庫・兵庫教育大付中1年)が左手小指付け根骨折が完治しない中で予選ラストチャンスを5オーバー77でしのいで決勝に進出。世界ジュニアゴルフ選手権(7月16~19日、米国サンディエゴ)を目指す決勝大会進出者は以下の通り。

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▽15-17歳の部
【男子】阿部莞太郎(宮城・仙台一高2年)72、佐々木魁斗(宮城・仙台育英高3年)73、今野匠(宮城・七北田中3年)73、矢野晶士(宮城・東北高3年)74
【女子】高橋恵(長野・佐久長聖高2年)68、蛭田みな美(福島・学法石川高1年)72、椿原海里(宮城・東北高2年)74
▽13-14歳の部
【男子】猪狩広大(茨城・華川中3年)77、夏堀裕大(茨城・水戸第四中3年)78、渡辺悠斗(新潟・東石山中2年)80
【女子】平塚新夢(宮城・住吉中2年)74、佐久間梨々子(秋田・大館東中3年)77、木村怜衣(宮城・将監中2年)79、大村みなみ(宮城・南中山中2年)79
▽11-12歳の部
【男子】蝉川泰果(兵庫・兵庫教育大付中1年)77、黒沢光(福島・日和田中1年)78、遠藤銀河(福島・いわき中央台南中1年)79、小村優太(北海道・中の島中1年)82、石岡丈(青森・鯵ケ沢中1年)83
【女子】山口すず夏(神奈川・鵜野森中1年)74、小林千夏(長野・女鳥羽中1年)79、高久みなみ(福島・西郷第一中1年)84
▽9-10歳の部
【男子】神谷幸之介(東京・慶応幼稚舎5年)91、豊田悠悟(宮城・寺岡小4年)95
【女子】西沢里世(北海道・美しが丘小5年)88、内海あにか(宮城・東北インターナショナルスクール3年)92、三浦琴未(宮城・向陽小5年)93
▽7-8歳の部
【男子】大石恵輝(山形・天童南部小3年)90
【女子】工藤奈々実(山形・酒田琢成小3年)96
(注)同スコアの順位は18番からのカウントバックによる

高橋恵が4打差の首位突破/15-17歳の部女子

高橋恵(長野・佐久長聖高2年)が、ダントツの4アンダー68をマークして、決勝大会(5月10~12日、岐阜・花の木GC)に進んだ。前日37度の発熱で「結構スタート前はつらかった」というが「力が抜けてよかったのかも。余計なことを考えなかった」と、ホールアウト後は笑顔。インスタートで15番でバーディが先行。アウトに折り返し、4番でグリーン右に外したが、約20ヤードを直接放り込りこんでから3連続バーディなど、5バーディ、1ボギーでただ1人アンダーパーで回った。中学2年の2010年、女子プロゴルフのステップアップツアー、ANAプリンセスカップにアマで優勝する快挙を達成したが、その後調子を崩し「ショット、パット、気持ちの順に折れてしまった」と、一時はゴルフをやめようと思ったという。今オフに単身で米国修行。練習の合間に米ツアーの試合を観戦し「タイガー・ウッズさんの練習ラウンドを見たり、フィル・ミケルソンさんにサインをもらって興奮してしまった」という。1人旅で精神的にも鍛えられ、ゴルフの調子も取り戻しつつある。11-12歳の部女子で妹の清(佐久長聖中3年)は残念ながら予選通過はならなかったが、高橋は「世界ジュニアに行く自信は、今はあります」と、世界舞台を思い描いていた。

阿部莞太郎が首位通過/15-17歳の部男子

阿部莞太郎(宮城・仙台一高2年)が競り勝って、トップで決勝大会(5月10~12日、岐阜・花の木GC)に進出した。「いつもより出入りが激しいゴルフだった」と反省。1番でいきなり3メートルを沈めてバーディスタートを切り、2番も取ったが、7、8番連続ボギーなど4バーディ、4ボギー。「スイング改造中でパターとアプローチでしのぎました」と振り返った。県内有数の進学校で、ゴルフ部はない。個人で練習する傍ら、学校では部活動でフットサルに挑戦しているという。珍しい名前の「莞」の字は「完に草冠がつくと健やかに育つ、爾をつけて莞爾というのはほがらかということだそうです」と説明。その通り、ニコニコして1位のメダルを受け取った。「世界ジュニアは世界中から集まってくるので、いろいろな文化を含めて触れ合ってみたい」と、意欲を見せていた。

震災を乗り越え平塚新夢が決勝へ/13-14歳の部女子

地元の宮城・石巻市在住の平塚新夢(あむ、宮城・住吉中2年)が、2オーバー74でトップ通過を果たした。「前半バーディが取れたのでまあまあの出来でした」と、インからスタートして3バーディ。後半アウトでは8番で3パットのダブルボギーを「悔しかった」と反省したが、トップと聞いて「やったー」と笑顔を見せた。東日本大震災では、自宅が津波で約1.5メートル浸水。「クラブが浮いていた。ドライバーに水が入ってチャプチャプいっていた」という。クラブを洗って、1カ月後に行われた世界ジュニア決勝大会に出場したが夢はかなわず。昨年は予選で涙をのんだ。「このコースは家から一番近いコースなので、今度こそと思った」と、地の利もあってまずは予選を突破。「アイアンの精度を高めて、アプローチは全部寄せワン、見たいなゴルフをしたい」と、決勝に挑む。

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