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資産家がゴルフ場を立て直す(アメリカ、カリフォルニア州)
2003/10/17 09:00
資産が注がれる底なしの穴とは、カリフォルニア州のオーシャン・トレール・ゴルフクラブの18番ホールである。そこは開発者に何百万ドルもの出費を及ぼす。オーシャン・トレールは、1999年ゴルフ場オープンの6週間前、18番ホールの近辺の丘が、太平洋湾岸に崩れ落ちた。カリフォルニア州ランチョパロベルデにある高級ゴルフコースである。
大雨と排水菅の破損が原因で起きたその大きな地すべりにより、18番ホールの修理のみにかけた3000万ドルを含む総額1億5800万ドルを出費したザッカーマン兄弟を破産に追い詰めた。
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その反面、ドナルド・トランプは資金を上手く利用できるようだ。この億万長者の開発者は1年以上前にこのゴルフコースを買収し、その後18番ホールの修復に3000万ドルを割り当てた。コースは3月に再開される。
「18ホールを6100万ドルで修復し終わった頃には、2億6100万ドルのゴルフコースになりますよ。幸いに、すべてが私の出費とはなりませんが」とトランプは語った。トランプは実に、海賊なみの儲けを築いた。1軒100万ドル以上もする家が75軒並ぶ住宅を含むこの総面積260エーカーの南カリフォルニアのこの土地をたった2700万ドルで買収した。
ドナルドにとっては、わずかな出費である。2002年5月に債権者であるクレジット・スイス・ファースト・ボストン・モルトゲージLLCがその土地を取り戻した際、米国破産裁判所に1億ドルの債権と告げられたことを考えると、悪くない出費である。
この開発をトランプ・ナショナル・ロサンゼルスと名付けたトランプは、そこがアメリカで最高の土地だと言う。太平洋から2マイル、そして総面積がおよそ300エーカー、それだけでも既に素晴らしい特徴を持つ。
Golfweek