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2012年 全米オープン
期間:06/14〜06/17 場所:オリンピッククラブ(カリフォルニア州)

藤田は51位タイで終戦 「大きな財産になる」

米国カリフォルニア州にあるオリンピッククラブで開催された、海外メジャー第2戦「全米オープン」最終日。通算9オーバーの47位タイからスタートした藤田寛之は、2ボギー、1ダブルボギーと4つ落とし、通算13オーバーの51位タイで4日間の戦いを終えた。

昨日のホールアウト後にショットを修正し、「4日間のうちで、今日が一番ショットが安定していた」と藤田。しかし、メジャーの壁はやはり厚かった。最後まで藤田を苦しめたのが、メジャーならではの硬く、速いグリーン。「今日入ったので一番長かったのは、17番の3mのパーパットぐらい。バーディが1つも無かったのは残念」。この日31パットと、4日間を通して1度も30パットを切れなかった。グリーン周りのラフも、日本との芝質の違いから最後まで打ち方を把握できず、持ち味であるショートゲームは完全に封印された。

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スコアにこそ繋がらなかったが、今の自分にできる最高のショットを打ち続けたという自負はある。「やれることは、全てやったと思う。(予選会通過から)出場できて、最初の目標である4日間もプレーできたし、満足度は120%」と、全力を尽くせた充実感は言葉からも伝わってきた。その上で、藤田は続ける。「ただ、その先の結果がね・・・。このコースを肌で感じられたこと、この場所にいたという事実は大きな財産になる。もう一段レベルを上げなければいけない」。

国内ツアー「ミズノオープン」(6月21日~)を終えた時点での賞金ランク上位2名に与えられる海外メジャー第3戦「全英オープン」(7月19日~)出場権もすでに確定的。「高いモチベーションで残り一ヶ月、自分のゴルフを上げていきたい。今から楽しみです」。世界最高峰のステージを貪欲に求める43歳の輝きは、年を追うごとに増すばかりだ。(カリフォルニア州サンフランシスコ/塚田達也)

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