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4月開幕の国内男子ツアーは2億円相当の義援金プラン

東北地方太平洋沖地震の甚大な被害に苦しむ日本だが、4月12日のプロ野球開幕に続き、国内男子ツアーも4月14日(木)の東建ホームメイトカップでその幕を開け、徐々に復興に向けた歩みをスタートさせる。

この日、都内で会見を開いた日本ゴルフツアー機構(JGTO)は、選手会、及び大会主催者と3者一体となった震災復興活動を行うことを発表。その詳細は、今シーズンを通して選手会所属の選手が受け取った賞金の6%に、JGTOが約3000万円を拠出し、義援金にあてるというもの。JGTO主管外の大会(日本オープン、日本プロゴルフ選手権、アジアパシフィック・パナソニックオープン)との調整がこれからということ、さらに経済状況によって大会開催や賞金総額に変動が予想されることから、義援金の総額は現時点では約2億円と試算している。

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約200名いる選手会メンバーを束ねる宮本勝昌選手会長は、「賞金ランキング上位の選手から、シードぎりぎりやチャレンジツアーに出ている選手まで、みんなで一緒になって出来ることを考えた」と、このプランに落ち着いた経緯を打ち明ける。それでも、シーズン開幕前で全選手の確認を取るのは困難な状況で、17~8名いる選手会理事には相談したが、他のメンバーには書面で通知し、開幕戦の総会などを経て実際に承認を取っていくという。

その他にも、各大会会場では募金活動やチャリティイベントを実施し、被災地や避難所の慰問も行っていきたいと、選手として復興に向けて出来る限りの協力を惜しまないことを約束した。

また、大会として2億円規模の義援金を用意しているという開幕戦の東建ホームメイトカップや、続く各トーナメントも同様にチャリティ色の濃いイベントとなることは必死。それでも、大会が行われる意義は極めて大きいだろう。

選手会長の宮本は言う。「我々はトーナメントでゴルフをさせて貰って初めて(復興に)貢献できる。大会を開催してくれないと、練習してきたことを披露する場もないし、義援金・支援活動もゴルフに携わりながらやっていくものだと思っています」。舞台が整い、その上で全力を尽くす選手達の姿を見られるのは、もう間もなくだ。

*この会見直後に青木功中嶋常幸宮本勝昌谷原秀人らが街頭募金活動を行い、約50分間の呼びかけで651,767円の義援金を集めた。

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2011年 東北地方太平洋沖地震



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